ニュージーランド北島のトゥランギで今月15日、警察が押収した大麻草を焼却処分した。しかしその煙が町に広がり、ちょっとした騒ぎになってしまったようだ。現地メディア『stuff.co.nz』が伝えている。
押収されたばかりの大麻草が積み上げられ焼却処分されたのは、トゥランギ警察署前。焼却炉からの煙は道路を挟んで隣接するスーパーマーケット「New World」の駐車場一帯に広がり、買い物客などがハイになるといった状況が報告された。
白い煙がモクモクと漂い青い空を覆う様子は、たまたま警察署前を通りかかったアダム・グリーンさんが撮影しSNSに投稿。「警察署前から古くなったような大麻の臭いが立ち込めているよ。ちょっとありえないね。私はしばらくこの煙に浸っていようと思う」とコメントを残すと、すぐに多くのユーザーから反応があった。
「私も3歳の息子を連れて警察署前を歩いていたの。息子が昨晩ぐっすり眠って起きなかったのはきっとあの煙のせいよ」という人もいれば、「警察が事前に通達してくれればあの場所に行ったのに。惜しいことをした」といったジョークまで飛び出した。
警察は「風が思いのほか強く、たくさんの人にご迷惑をおかけしました。今後このようなことがないよう大麻草の処分については配慮します」と謝罪している。
昨年3月にはインドネシアでも警察が500キロものドラッグを焼却処分し、付近一帯の住民が頭痛やめまいなどの健康被害を訴えていた。
出典:http://www.stuff.co.nz
(TechinsightJapan編集部 A.C.)