このほど英ヘンリー王子が母ダイアナ妃の死亡直後の様子を回顧し、別の女性を愛し妃とは離婚済みだった父チャールズ皇太子の苦しかったであろう胸中を思いやった。
母ダイアナ妃がフランスで事故死したことに大変なショックを受け、今もなお立ち直れていないというウィリアム王子とヘンリー王子。その一方で元夫チャールズ皇太子の心境について関係者が語ることは少なかったが、BBCのドキュメンタリー『Diana, 7 Days』の中でヘンリー王子はこのように話している。
「親にとって、配偶者や元配偶者の死を子供に告げるのは何よりも辛いことでしょう。」
「どうやってそのような状況に対処するのか…僕には想像もできません。」
ダイアナ妃が死去した時、わずか12歳だったヘンリー王子。そんな王子と15歳だった長男ウィリアム王子が辛い思いをしないように尽力したのも、チャールズ皇太子だったという。
「父は常に、僕達に寄り添ってくれました。(離婚した元妻に)先に死なれてしまったのですから…。」
「だから父は、僕達が守られるようにと気を配ってくれました。ですが父本人だって、同じように悲しんでいたのです。」
またヘンリー王子は、「お母さんは亡くなってしまったんだよ」と知らされた際の衝撃をこう明かした。
「信じられない。そんな話を容認できるわけがないと、僕は全く受け付けませんでした。だから急に悲しみにくれることもなかったんです。あの年齢で、はっきりとあんな状態を理解できる子はいないと思います。」