『泰葉の音楽活動状況並びに一連の告発に関する記者会見』がブログでの予告通りに6月2日、都内・帝国ホテルの桜の間にて開催され、歌手の泰葉(56)が和服姿で登壇した。そこで泰葉は、元夫で落語家の春風亭小朝と歌手の和田アキ子を提訴する意向を表明した。一貫して落ち着いた口調で語った泰葉だが、家族の話では、言葉に詰まったり、涙ぐむ場面も何回か見受けられた。
泰葉が何を語るのか注目される中、テレビ局10社、スチール31社の報道陣が駆けつけた。ほぼ定刻通りに泰葉が登場、冒頭の挨拶は3分間の予定だったが、約12分間に及んだ。
■音楽活動についての報告(一部抜粋)
まずは私の音楽活動のご報告から申し上げます。今年2017年9月20日、クラウン徳間ミュージック販売株式会社様との連携により、私、弊社のレーベル「泰葉Records(注・表記未確認)」よりタイトルチューン「フライディ・チャイナタウン」が発売されます。この楽曲はデビュー曲です。36年経った今でも皆さまから愛され続けています。36年間印税が途絶えたことがありません。ドレスアップしてセルフカバーし、新たにゴージャスなドレスをまとい、この世にまた送り出したいと思います。英語、中国語、広東語に翻訳され、世界配信されることが決まりました。
■一連の告発に関して(一部抜粋)
次に一連の告発についてでございます。4月24日、私はアメブロで元夫である春風亭小朝様への告発を始めました。それはそれは苦しい苦しい闘いでした。自分にフタをしていたものすべて、自分の傷をさらけ出すということがどれほど苦しいことかよく分かりました。応援してくださったファンの皆様、スタッフのみんな、それから私の…(しばらく言葉が出ず涙ぐみ)家族、心から御礼申し上げます。
今回提訴するのはお二人です。春風亭小朝様、そして和田アキ子様です。和田アキ子様に関しては一言だけ申し上げたいことがございます。峰竜太、峰のお兄様はまったく関係ございません。峰のお兄様からそういう番組とか和田アキ子様のことは一切聞いてもらっておりません。そのことをここに断言させていただきます。
和田アキ子様に関しましては今に始まったことではございません。2006年、私が離婚してから度重なる名誉棄損、営業妨害、そしてまた楽屋でのひどい言葉、忘れられません。またこれは私個人のことではありますが、和田アキ子様の50年にわたる虐待の歴史、どれだけのスタッフが泣いているか、どれだけの芸能人の方が泣いているか、お会いするたびに本当に心打たれました。私の気持ちではありません。これは事実です。ですので、提訴に踏み切ります。
■自身の病について(一部抜粋)
今の私の気持ちです。たった一言、生きててよかった。よく生きてた。それだけです。そして私の診断が下りました。正式な医師からの診断です。
PTSD(心的外傷後ストレス障害)です。診断内容を申し上げます。(診断書を読みながら)「平成28年10月31日当院初診。双極性障害での治療歴があるとのことだが、初診時の気分は安定しており、不眠(悪夢)および不安発作(驚愕発作)を認め、パニック症の診断で抗不安薬を処方し、月に一度定期的に通院していた。平成29年4月下旬、知人に元配偶者からの暴力行為について話したところ、それが犯罪行為だと言われたことをきっかけに、曖昧だった暴力の記憶が鮮明となり、それまでの感情麻痺および離人感が一気に消失した。上記の経過によりパニック症の診断を修正し、上記のごとく診断する。今後も定期的な通院および不安薬の服用が必要である」という診断をいただきました。(報道陣に診断書を見せながら)医学的に私の虐待が証明されました。
■これから成し遂げたいこと(一部抜粋)
私はこれから歌を歌います。そして裁判を起こします。真実を明らかにしていきます。その上でもうひとつどうしてもしていきたいことは、いじめ、虐待、根絶したいと思います。虐待は犯罪です。そして心の病を抱えている皆様がどれほどの差別を受けているか。私はそういった社会奉仕活動も生涯かけてやっていきたいと思います。