メキシコ出身の女優サルマ・ハエックは、以前よりドナルド・トランプ氏をひどく嫌っていた。大統領選前には彼の浅い知識を批判し「簡単な米歴史本を読んだ方が良い」とコメント、さらにトランプ氏の著書内容に触れ「1年生のときに、音楽の先生を殴ったんですって。先生を無知だと思ったからよ」「こうも書いてあった。今も当時と変わっていないってね。私も同感よ。1年生のイジメっこが、アメリカの大統領選に出馬したってことよ」とバッサリ。そのトランプ氏が今年大統領に就任したが、今のアメリカをサルマはどう評価しているのか。
このほどサルマ・ハエックがメキシコ移民を演じた映画『Beatriz at Dinner(原題)』の上映会に登場し、現在のアメリカにつきこのように語った。
「アメリカが、政治的にこれほど分裂したことはなかったわ。」
「今のアメリカは、ちょっとしたコメディみたいじゃない? “間違いの喜劇”って感じの時もある。でもほとんどブラックコメディって感じよ。今の政治情勢は、まさにそれね。」
そんなサルマは何年か前、トランプ大統領に「デートに誘われた」という。大統領選挙前にはラジオインタビューに応じ、このように語っていた。
「トランプ氏に出会ったとき、私には恋人がいたの。なのにトランプ氏は、私の自宅の電話番号を手に入れようと私の恋人の友人になろうとしたわ。そして番号をゲットし、誘いの電話をかけてきたのよ。」
「だからこう言ったわ。恋人がいなくても、あなたとはデートしませんって。」