世間の人々からまたしても反感を買うような貼り紙を豪メルボルンの雑貨屋店主がしたことで話題になっている。貼り紙は地元の男性によって撮影、ツイッターとメルボルンのラジオ局『3AW』に投稿された。豪『news.com.au』をはじめとする複数メディアが伝えている。
「14歳~18歳の黒人グループと犬は入店禁止」の貼り紙をしたのは、メルボルン西部メルトンのとある雑貨店店主だ。この貼り紙が地元に暮らすツイッターユーザー「CAM」さんによって撮影され、4月14日に投稿されるとたちまち拡散、世間の怒りを買った。
貼り紙には「14歳~18歳の黒人グループはいつも万引きをするので」という理由が添えられていた。
『7 News』が公開した防犯カメラによると、複数の黒人グループの少年らは慣れた手つきで店内を物色し、当然のように万引きをしている。アジア人店主はこれまで何度も万引きを繰り返す黒人の少年たちに「店から出て行け」と告げるも、少年らは「殴ってみろ」と挑発し、店主が「私は暴力は振るわない」と答えながら少年がポケットに隠した商品を取りだそうとすると「じゃあ触るなよ。これは俺のだ」と応じている。結局少年らは商品の代金を支払わず、店から出て行く様子が捉えられていた。店主はインタビューに、声を震わせながら「この2年間、20回ほど彼らに万引きされてとても怒りを感じています。彼らはいつもサッカーをした後にここにきて、万引きしていくのです。いつもあの黒人たちです」と流暢とはいえない英語で話している。