先日、ユナイテッド航空のビジネスクラス担当CA(客室乗務員)に無理やりエコノミー座席へ移動するように指示された94歳の女性のニュースをお伝えしたが、テックインサイトはこの女性の身内に取材を行った。また身内がユナイテッド航空にあてた手紙も開示してもらった。親族への直接取材と手紙から改めてユナイテッド航空の乗客に対するサービスの悪さが浮き彫りになった。
高いビジネスクラスの運賃を支払ったにもかかわらず、障がいを持つ高齢者の乗客パズ・オルクイーザさん(94歳)に無慈悲な対応をしたことで、家族が怒りのメッセージをFacebookに投稿していた。それが英米のメディアで取り上げられたが、このほどテックインサイトはパズさんの孫の一人にあたるマリアン・サントス=アギラールさんに話を伺った。
マリアンさんのおばのローズさんは、母親のパズさんや娘と共に2月2日、ユナイテッド航空98便に乗り込み、米ロサンゼルスから豪メルボルンまでの16時間のフライトを苦痛に耐えながら過ごした。
ここで、今回ローズさんがユナイテッド航空会社宛てに記した手紙の内容をご紹介したい。
持病と障がいを抱えたパズさんは日頃ほとんど寝たきりという生活だったために4年間、国際線を利用していなかったという。今回はパズさんにとって、おそらく最後になるであろう家族との再会のために、かかりつけの医師が特別許可を出した上で旅行に挑んだ。