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writer : ac

【海外発!Breaking News】200頭のアリゲーターが日向ぼっこ フロリダの州立公園で

おびただしい数のアリゲーターが撮影されたのはマイオークカ・リバー州立公園で、一日に30人ほどしか入ることができない野生動物保護区域だ。片道2マイル(約3.2キロ)の道のりを歩くと「ディープ・ホール(Deep Hole)」と呼ばれる深さ134フィート(約40メートル)、幅200フィート(約60メートル)のシンクホール(穴)にできた湖に辿り着く。

運が良ければハイキングの途中でガラガラヘビやボブキャット、シカ、カメ、シチメンチョウなど様々な動物と出くわすチャンスがあるが、見どころはなんと言ってもこのディープ・ホール。乾季になると水とエサを求めてやってくる多数のアリゲーターの姿が観察できるからだ。

1月初め、保護区を訪れた英サセックス出身の野生動物写真家リー・ダルトンさんが撮影した200頭ほどのアリゲーターの写真は圧巻だ。ここ10年はカメラを片手に世界中を旅しているリーさんだが、その時の様子を興奮気味に語っている。

「ディープ・ホールに近づくにつれて腐った魚の臭いが鼻を突きました。そして何よりアリゲーターの数に圧倒されました。その日は水位が非常に低く、水辺には普段よりも多くのアリゲーターやハゲタカが集まってきていたようです。」

「冬でアリゲーターの動きが鈍いため危険を感じることはありませんでしたが、背後から襲われないようにと気を配りアリゲーターからは距離を置いていました。」

ちなみにアリゲーターは短距離なら時速35マイル(約56キロ)で走ることができると言われ、最低でも100フィート(30メートル)離れて観察することがここのルールであるという。水位が上がり繁殖期の4月になると、これだけの数のアリゲーターをディープ・ホールで見ることはできなくなるようだ。

フロリダでは昨年、南部のヘンドリー郡で、スイカ畑からスイカをくわえ逃亡するアリゲーターが捉えられ話題となった。また、レイクランドのハンター湖では人間の遺体をくわえたアリゲーターが目撃され大騒ぎとなっていた。

出典:http://www.cbsnews.com
(TechinsightJapan編集部 A.C.)

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