イタすぎるセレブ達

writer : kohara

【イタすぎるセレブ達】アンジェリーナ・ジョリー、トランプ大統領を痛烈批判 「恐怖に動かされるのはアメリカ流じゃない」

このほどアンジェリーナ・ジョリーが『The New York Times』向けに論説を執筆、「難民は、激しい戦争状態に巻き込まれた男性、女性、子供達なのです」と記し、さらにこのような思いを明かした。

「彼らの多くはテロリストどころか、テロリズムの犠牲者ともいえる人達なのです。」

またアンジェリーナは海外への援助活動を続けてきたアメリカの歴史に触れ、こうも綴っている。

「アメリカ人は、“人権とは文化、地理、民族性、そして宗教を超越するものだ”という考えを守るべく、血を流してきました。」
「難民たちがアメリカで暮らすことを一時的に止める。そしてイスラム圏7か国からの入国を容認しない。この決断に、我々の世界中の友がショックを受けています。」

難民が増え続ける中、国家と国民をテロの脅威から守ることが何より大事だとは認めつつ、このような拒絶行為は解決策にはならないともアンジェリーナは指摘している。

「我々は、恐怖ではなく事実に基づいてどう反応するべきか考えなければなりません。」
「外国で生まれたものの、誇りあるアメリカ人である6人の子の母として、私はこの国を子供達にとって安全なものにしたい。我が子だけでなく、国中の子供達にとってもです。」

そんなアンジェリーナの願いは、難民の子供達が“優しい国”アメリカに向かうチャンスを与えられること、そして出身国や宗教で“危険人物”とみなされないこと。さらにアンジェリーナは一部国民の誤解に触れ、「国境が溢れかえっているだとか、しっかりとした調査なく難民がアメリカに入国しているという事実はありません」とも付け加えている。

過激テロ組織の最大の敵とされるアメリカ国内では、テロ組織の突然の攻撃に不安を感じる人は多い。また難民にまぎれテロリストが入国する可能性は確かにあり、ヨーロッパで多発しているテロ事件などと比較し「このままではアメリカも…」という国民の不安は確かに大きくなっているようだ。しかし戦争やテロで実際に生きる場所を失った人々は多く、「彼ら難民をどうにかして助けたい」という人もアメリカには多い。今後トランプ大統領は、どのように国民の意志を尊重し国を指揮していくのか。
(TechinsightJapan編集部 ケイ小原)

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