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writer : tinsight-suzukoellis

【海外発!Breaking News】64歳女性が双子を出産 国内2番目の高齢出産者となるも批判殺到(スペイン)

2月14日、スペインのブルゴスにあるレコレートス病院で男の子と女の子の元気な双子の赤ちゃんが誕生した。出産したのは64歳のM.I.A(イニシャルしか明かされていない)という女性だ。

M.I.Aさんは2011年、58歳の時に娘を出産している。この時もアメリカで不妊治療を受け、帝王切開で出産した。ところがM.I.Aさんは粗末な環境で娘への育児を怠ったとして3年後の2014年に児童相談所に娘を保護され、現在6歳になるその女児は親戚の家に引き取られているという。

そうした過去があるにもかかわらず、今回も不妊治療の末の妊娠となり、4か月目に病院を訪れたM.I.Aさん。第一子のことを打ち明けられたエンリケ・マーティン医師は「難しい状況」としながらも、スペインでは58歳以上の女性が不妊治療の末に出産するケースが稀なだけに「この出産を成功させたことを誇りに思っている」と話している。

M.I.Aさんの過去の例と高齢出産という事実から、子育てがどこまでできるのかという配慮は避けられない問題となる。そのために病院側は地方自治体の社会福祉課と「今後、この双子をどうするか」という話し合いを持ったようだ。

昨年10月にはスペイン北西部のルーゴで、Lina Alvarezさん(リーナ・アルヴァレズ)という62歳医師が体外受精により3番目の子供を妊娠・出産をしたが、この時も世間から「そんな高齢で出産するなんて、この先子育てへの責任をどう取るのか」という厳しい声があがった。というのも、スペイン南西部のカディス市に暮らしていた67歳の女性Carmen Bousadaさん(カルメン・ボウサダ)がアメリカでの不妊治療の末、2006年に双子を出産したが自身は2009年にがんで他界していた。こうした例があることから、更年期を過ぎてしまった高齢者の出産に対する批判は止むことがない。

M.I.Aさんは無事に双子が誕生したものの、このニュースを知った人々からは「身勝手だ」「1人目の子供さえ育児放棄しているのに、また産むなんて信じられない」「高齢者が体外受精で妊娠・出産に成功するのは素晴らしいことだとは思うけれど、この女性の場合はどうなの?」「高齢出産で双子の育児は半端なく大変よ。この人、旦那さんはいるのかしら」「1回目の出産で学んでないんだな。愚かな女性だ」という声があがっている。

なおインドでも高齢者女性が体外受精を受けて出産し、物議を醸していた。子供に恵まれることがなかった当時72歳の女性が昨年、79歳夫との間に初めての子を身ごもり出産したという。また2008年に70歳で出産した女性のニュースも伝えられたが、いずれも健康面での問題が懸念されている。やはり高齢者が出産に挑むことは、子育てや自身の健康面において厳しい現実と直面しなければならないようだ。

出典:http://www.mirror.co.uk
(TechinsightJapan編集部 エリス鈴子)

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