英バッキンガムシャー州ミルトン・キーンズに暮らすベアトリス・ギブスさん(22歳)は2014年2月、オックスフォードのパブで共通の知人の誕生日パーティを通してアダム・ジレットさん(27歳)に出会った。
その夜、すっかり意気投合した2人は酔った勢いで一夜をともにした。その後2人は会うこともなかったが、2015年4月にアダムさんがベアトリスさんのSNSを見つけて連絡したことがきっかけとなり、交際を始めた。
付き合ったばかりの男女によく見られるように、アダムさんとベアトリスさんも毎日電話で話しデートを重ね、幸せな時間を築いていった。ところがベアトリスさんは、1人の交際相手だけでは物足りないタイプの女性だった。
「彼のことは大好きだけど、100%束縛される関係というのは嫌」そう思ったベアトリスさんは、交際して1か月後に別れを切り出したという。ベアトリスさんを大好きだったアダムさんはひどく悲しみ、彼女を失いたくないと思った。そこで、ある条件を出したのである。
それはベアトリスさんが浮気をしてもいいというものだった。ただし「常にオープンにすること。ちゃんと浮気をしたことを報告してくれるならいつどこで誰と関係を持っても構わない。そしてその関係はあくまでも体だけのものであること」とベアトリスさんに伝えた。
あまりにも理想的過ぎる交際条件を聞いたベアトリスさんは逆に「不安になった」そうだが、「私はアダムが誰かと交際することには耐えられない」と何とも身勝手なことを口にしているために、この自由な交際はあくまでもベアトリスさんのみが有利な立場となる。
このような交際が果たして長続きするのかどうか全くわからなかった2人は、とりあえず1年半続けてみようということになった。アダムさんの理解と承認のもとオープンな性生活を始めたベアトリスさんは、案の定とても楽しんでいるようだ。驚いたことにこれまで問題もなく、2人の交際はもうすぐ2年になるという。その間でアダムさん以外に5人の男性と関係を持ったというベアトリスさんは「行きずりの人もいるし、単なるセフレもいます」とあっけらかんとしている。「目覚めて知らない人が横にいたらアダムにはちょっとは申し訳ない気持ちにはなるけれど」と明かすものの、その些細な罪悪感はすぐに消えてしまうとのことだ。
アダムさんはベアトリスさんを失いたくないために、他の女性に興味はなく「ベアトリスが幸せで、いつも僕のところに戻って来てくれればいいんだ。僕が彼女のように浮気をしたら、彼女はもう戻ってこないからね」と話している。
このユニークな2人の交際にいい顔をしないという周りの人もいるようだが、アダムさんは「周りがどう思おうと僕たちはこの交際でうまくいっているし幸せなんだ」と言う。また、オープンな交際をしていることでベアトリスさんも「ますますアダムを愛せるようになりました」と語る。どんな形であれど互いに納得し幸せな交際を築くことこそ、関係を長続きさせる秘訣なのかも知れない。
出典:https://www.thesun.co.uk
(TechinsightJapan編集部 エリス鈴子)