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writer : maki

【エンタがビタミン♪】AKB48“紅白選抜”は新たな選抜総選挙への試金石か? 大家志津香が出場できたワケ

『NHK紅白歌合戦』にはAKB48グループから2014年にHKT48、SKE48、NMB48、AKB48が出場、2015年はNMB48、AKB48の2組でこの年に乃木坂46が初出場した。2016年には乃木坂46に加え欅坂46が初出場となったことから女性アイドルグループが増え、NHKとAKB48グループ運営が協議して“AKB48”の出場ながら投票によって各グループのメンバーに出場チャンスを持たせたのではないだろうか。

“AKB48 夢の紅白選抜”にはAKB48から入山杏奈、大家志津香、大和田南那、岡田奈々、柏木由紀、加藤玲奈、川本紗矢、木崎ゆりあ、小嶋陽菜、小嶋真子、島崎遥香、峯岸みなみ、向井地美音、武藤十夢、村山彩希、横山由依、渡辺麻友の17名。

SKE48から大場美奈、須田亜香里、高柳明音、古畑奈和、松井珠理奈、松村香織の6名。

NMB48から市川美織、太田夢莉、木下百花、渋谷凪咲、上西恵、白間美瑠、須藤凜々花、矢倉楓子、薮下柊、山本彩、吉田朱里の11名。

HKT48から兒玉遥、指原莉乃、田島芽瑠、田中美久、朝長美桜、松岡菜摘、松岡はな、宮脇咲良、本村碧唯、森保まどか、矢吹奈子の11名。

NGT48から加藤美南、北原里英、中井りかの3名。

このうちHKT48の田中美久と矢吹奈子が中学生のため、出演時間帯との関係で一緒に歌唱できず天童よしみの応援参加となる。2名の繰り上げでSKE48の北川綾巴と惣田紗莉渚が選抜入りした。また、投票による順位は12月31日の『紅白』放送中に発表される。

同じくファンによる投票が行われ、今年の6月18日に開票イベントがあった『第8回AKB48選抜総選挙』の上位48人を見てみると指原莉乃、渡辺麻友、松井珠理奈、山本彩、柏木由紀、宮脇咲良、須田亜香里、島崎遥香、兒玉遥、武藤十夢、横山由依、北原里英、向井地美音、岡田奈々、高橋朱里、にゃんにゃん仮面(小嶋陽菜)、峯岸みなみ、入山杏奈、小嶋真子、高柳明音、込山榛香、大場美奈、朝長美桜、白間美瑠、沖田彩華、加藤玲奈、川本紗矢、矢吹奈子、古畑奈和、惣田紗莉渚、竹内彩姫、大島涼花、矢倉楓子、倉野尾成美、江籠裕奈、本村碧唯、木崎ゆりあ、佐々木優佳里、薮下柊、渕上舞、藤江れいな、冨吉明日香、田島芽瑠、須藤凜々花、田中美久、松岡菜摘、茂木忍、井上由莉耶だった。

たとえばAKB48の大家志津香は、『第8回AKB48選抜総選挙』で圏外ながら“AKB48 夢の紅白選抜”では48人に入った。また、松岡はなはHKT48の8枚目シングル『最高かよ』(2016年9月7日)でセンターに起用され、AKB48の46枚目シングル『ハイテンション』(2016年11月16日)でも選抜メンバーに入って急速に人気が上昇したことが『紅白』出場につながったのだろう。一方で今年の『選抜総選挙』で48位までにランクインしながら『紅白』出場は叶わなかったメンバーも少なくない。

“AKB48 夢の紅白選抜”は、紅白公式サイトに掲載された全メンバーから“NHK紅白歌合戦公式アプリ「NHK紅白」”をダウンロードして投票する形をとった。ダウンロードしたアプリを放送までにアンインストールしたら無効となり、再インストールして何度も投票できないようにして「1端末=1票」にこだわったのが大きな特徴だ。CDを複数枚購入すれば1人で何票も入れられる『AKB48選抜総選挙』とは違って、コアなファンも昨日AKB48を知ったようなファンも同じく1票の権利を持つ。

大家志津香はAKB48のシングルで選抜メンバーとなることが少なくテレビの音楽番組ではあまり見かけないが、クイズ番組などで活躍して一般的な知名度はある。今回は商品を購入して投票権を得るというハードルがなかったことで広いファン層から票が集まり、『紅白』出場を手にしたのではないか。そのように『AKB48選抜総選挙』とは違う性質の人気投票が“AKB48 夢の紅白選抜”で実現したと言える。もちろんAKB48グループの運営サイドはそれを見越して敢行したはずだ。大島優子をして「8回目だからそろそろマンネリですよね」と評した『AKB48選抜総選挙』を進化させるための試金石とも考えられる。

出典:http://ameblo.jp/shizuka-oya-we
(TechinsightJapan編集部 真紀和泉)

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