出川哲朗が“アメトーーク大賞 2016”でグランプリに選ばれた。プレゼンターを務めた江頭2:50は、20年前から出川とバラエティ番組に出演していたことを振り返り熱い抱擁で祝福する。さらには「最後に見てもらいたいものがある」とVTRを残して去って行った。
12月30日に放送された『アメトーーク!年末5時間スペシャル』(テレビ朝日系)で「2016年、もっとも頑張った芸人」に贈られるグランプリを受賞した出川哲朗。MCの宮迫博之(雨上がり決死隊)から「ホンマに選考して選びましたから」と言われ「マジで! 嬉しいありがとうございます」と驚きと感動に浸る。そんな彼に賞状を読み上げる江頭2:50もふざけることなく神妙だ。ただ、読みながら端々で自分の気持ちを挟んで出川を祝福した。
「表彰状 出川哲朗殿 貴方にとって今年は、まさに飛躍の一年となりました。(江頭「オレは、そう思う」)(出川「ありがとう、エガちゃん」)遅咲き52歳にして、お茶の間の人気者となり、各局で体を張ったり、(江頭「やったなっ」)(出川「エガちゃんっ」)噛み倒したりとリアルガチな活躍ぶり。俺から見ても、今年の大賞はあんたしかいない! その功績を讃え、2016年 アメトーーク大賞を授与します」
そう読み上げられると「嬉しいなエガちゃん! これはマジで嬉しい!」と賞状を受け取ろうとした出川に、江頭がいきなりジャンピングヒップアタックをお見舞いする。倒れながら「なんなんだよ!?」と呆気にとられる出川を、今度は力強く抱きしめた。
「実はね、俺たち20年前にテレ東の番組で一緒にやってたんだよ!」「まさか20年後に、こんなゴールデンだよ!」という江頭の言葉を受けて「ホントに! 一番嫌われてた1位2位だもんね!」と出川も感慨深げである。2人は『抱かれたくない男ランキング』で何度もトップとなり上位常連のレジェンドなのだ。
そんな出川と握手と抱擁で喜びを分かち合う江頭。出川の耳もとで「おめでとうございます、本当にスゴイことです」と真面目に祝福すると、「聞こえないくらいのちっちゃい声で言うのやめて!」と出川にツッコまれてしまう。お笑い芸人たちから「いい人だな~」と言葉が出て「いや…」と戸惑うところに出川が「ホントは超いい人なんだよ!」と指差すと、「ちょっと待て!」「いい人じゃん」「ああっ~!」とついに出川の指に噛みつく江頭だった。
最後は「出川さんに見てもらいたいVTRがある」「あとは雨上がり頼むから」と言い、付けていない腕時計を見て「あ、バイトの時間だ 良いお年をー!」と走り去っていった。彼が残した動画は流行りの“恋ダンス”をいつものタイツ姿と星野源風に扮した姿の合成で踊るパロディだ。随所にエガちゃんギャグが散りばめられ、星野源姿はちょっと見るとずんの飯尾和樹に似ていて「え、江頭源じゃない?」「ずんの飯尾が面白いな!」と芸人仲間も大ウケしていた。
ちなみに江頭2:50と出川哲朗は、1993年10月から放送されたテレビ東京制作のバラエティ番組『名門パープリン大学日本校』にも出演していた。「過激な内容を含む様々な実験企画を放送するドキュメントバラエティ」と言われ、演出をテリー伊藤が手掛けたことからも2人の苦労が目に浮かぶようだ。
(TechinsightJapan編集部 真紀和泉)