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writer : ac

【海外発!Breaking News】末期ガン男性 1か月早くクリスマス 息子に18年分の手紙をしたためる(英)

ジェイさんとパートナーのキャロライナさん(37)が出会ったのは2年前。子供が欲しかった2人は不妊治療に約290万円を費やし「もう子供を授かることはないだろう」と諦めかけていた昨年5月、思いも寄らずキャロライナさんの妊娠が判明した。

幸せだったのもつかの間、キャロライナさんが妊娠7か月を迎えた昨年10月、ジェイさんは医師から膵臓ガンであるとの告知を受ける。

1月9日には待望の息子マクシー君が誕生したが、3月にはジェイさんのガンは肝臓にまで転移し手術も難しい状態まで進行していた。それでも気丈に振る舞うジェイさんに追い打ちをかけたのが、5月の母親の死だった。乳ガンだった。

そして9月、ジェイさんはある決断する。今まで受けてきた放射線治療を打ち切ったのだ。

「息子が成人するまで自分は生きられない。限られた時間の中でたくさん笑って楽しい思い出を作っていこう。」

ジェイさんは11月、息子のためにクリスマスを1か月ほど早く迎えることにした。自宅をクリスマスのデコレーションでいっぱいにし、ツリーの下にはプレゼントも用意した。スノーマシーンで家の中に雪を降らせ、サンタクロースを迎えて記念撮影をした。マクシー君にとっては初めてのクリスマス、そして父親と過ごす最後のクリスマスになるかもしれない。それでも家の中は笑顔であふれた。ジェイさんはこう語った。

「息子が産まれてからの1年、私はずっと息子のそばにいることができました。死と向き合い、心の準備もできています。私はある意味幸せなのかもしれません。」

「私は16歳まで実の父というものを知りませんでした。だから父親から誕生日カードやクリスマスカードももらったことがありません。マクシーにはできるだけのことをしてやりたいのです。」

「もちろん、12月のクリスマスと1月のマクシーの誕生日まで生きるつもりでいます。息子の存在が僕に生きる力を与えてくれているのです。」

ジェイさんはマクシー君のためにすでに18年分の誕生日カードをしたため、特別な日のためにプレゼントも用意しているという。死後に家族が少しでも楽に生きられるようにクラウドファンディングで寄付を募り、自分のお葬式の準備もしているそうだ。

ジェイさんのFacebookには次のような力強い言葉が並ぶ。

「膵臓ガンと診断されてから1年以内に死亡するのは79%。つまり21%の人は1年後も笑顔でいられるってこと。私はその21%に入るスーパーヒーローだ。」

「末期ガンだからって座って泣いてばかりじゃだめだ。人生を楽しんで、病気に打ち勝ってみせる。」

出典:http://www.mirror.co.uk
(TechinsightJapan編集部 A.C.)

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