結婚式まであと数時間。準備はすべて整い招待客も次々と式場に集まっている。そんな状況の中、式場に向かう途中で新婦が殺されてしまった。いとこが容疑者として逮捕されているが、パキスタンならではともいうべき理不尽な動機であったことを『tribune.com.pk』が伝えている。
結婚式の直前に27歳の新婦(A.B.とイニシャルのみ明らかに)が殺されるという事件が起きたのは、イスラマバードのすぐ西に位置するパキスタン・パンジャーブ州のラーワルピンディー市で4日のこと。A.Bさんはある美容室でメイクやセットを終えると車でチャクリ・ロードにある挙式会場に向かったが、途中で2台のバイクに挟まれ、うち1台のバイクの運転手が彼女に向けて銃を発砲。頭と首に1発ずつ被弾したA.B.さんは即死の状態であった。バイクを運転していたもう1人の人物については特定できていない。
警察はこの事件の容疑者としてA.Bさんにとっては父方のいとこにあたるムハンマド・ズバイルという男の身柄を拘束し、ズバイルがしたためたとみられる「あの家族を親戚と呼ぶようになるのは我慢ならない」というメモを押収したとしている。またA.Bさんの兄ムハンマド・ファイサルさんは、「ズバイル一家(新婦)と新郎の実家の関係はあまり良いものではなく、叔父はこのたびの縁談に賛成したもののいとこは最後まで反対していた」と語っている。A.B.さんの姉も5年前に縁談トラブルが原因で射殺されていたという。
出典:http://tribune.com.pk
(TechinsightJapan編集部 Joy横手)