大ヒット映画『フットルース』などで知られるアメリカ人俳優ケヴィン・ベーコン(58)が、バーモント州で開催されるベーコン祭りに招待された。「名前が名前だけに、ケヴィンさんが来てくれたら祭りは大成功するに違いない」。そんな思いで住民は懸命にベーコン祭りをアピールしたのだが、ケヴィンは仕事が多忙で現地に行くことができず、丁寧に状況を説明し謝罪した。
今月17日に開催予定の「Baconfest(ベーコン祭り)」に向け、バーモント州の町ブラトルボロの人々は大興奮。ぜひ俳優ケヴィン・“ベーコン”に来てもらい祭りを盛り上げてもらいたいと願っていたのだが、仕事でアメリカを離れるケヴィンは出席が不可能だとして、わざわざ動画を撮影。それをTwitterにアップし、町の人々にこう説明・謝罪した。
「やあ、ケヴィン・ベーコンです。バーモント州ブラトルボロの善良な皆さんに向け、残念なお知らせがあります。今週末、僕はぜひ現地に行きたいと願っていました。ですが当日、僕は映画の撮影でバンクーバーにいるのです。」
「皆さんのサポートに本当に感謝しています。そしてブラトルボロ、またバーモント州の方々が思わず笑ってしまうような努力を重ね僕を招待してくださったことも、ありがたく思っています。」
「僕はバーモント州が大好きなのです。バーモント州で暮らす家族もいるんですよ。ですが残念ながら、仕事をしなくてはなりません。というわけで皆さん、どうか楽しいひとときを。そしてベーコンを美味しく食べてくださいね。」
ちなみにケヴィンを町に呼び寄せるべく、バーモント州知事もビデオを撮影。その中で「ケヴィンさん、我が州のブラトルボロは、アメリカでも最高にクールな町なんです」「現地でベーコン祭りを開催します。国内で最高のベーコンがある最高の町…ええ、我々には貴方が必要なのです」などと熱く語っていた。
同祭りでは、ケヴィン主演の『フットルース』を上映予定とのこと。それだけにケヴィンをなんとしても招き“ベーコン・フィーバー”で客を熱狂させたかった町の人々だが、残念ながらその願いは叶わなかった。しかし優しいケヴィンの謝罪動画公開により、アメリカのみならず世界中の人々が同祭りの名を知ることに。その宣伝効果が抜群だったことだけは間違いない。
(TechinsightJapan編集部 ケイ小原)