このほど、英カミラ夫人がDV被害を受けた女性・子供達を支援するチャリティ団体『Refuge』に向け話をし、「これからも全力で支援を続けていきます」と述べた。また父のDVのせいで暗い子供時代を送ったという『X-MEN』シリーズ俳優パトリック・スチュワートも過去を振り返り、警察に頼るも理解すらしてもらえなかった母の苦悩を明かした。
2010年のこと、英国ダービーシャーでレイチェル・スラックさん(Rachael Slack)なる30代女性と1歳の息子がメッタ刺しにされ死亡するという凄惨な事件が発生。元パートナーであった犯人も自殺するという最悪な展開に、カミラ夫人も大きな衝撃を受けたという。
そのカミラ夫人がチャリティ団体『Refuge』にて、こう思いを語った。
「ご家族が経験したこと…それは到底理解できるものではありません。しかし、レイチェルさんにあんなことが起きてしまいました。よって、なおさらDV問題の対処法を変えていくことが大事だと考えています。」
またこの場には同団体のパトロンを務めるパトリック・スチュワートも登場、自身の母も夫の虐待行為に苦しんだとして、こう語った。
「昔は、誰もDV問題については話し合うことはできませんでした。」
「ある時、警官がこう言うのを聞いたのです。『スチュワート夫人、喧嘩になる場合、どちらにも非があるものです』と。」
これを聞いたカミラ夫人は、「今に至るまで、どれほど多くの女性、そして子供がDVを受けているのか知りませんでした」「でも約束いたします。私は今後も支援を続行いたします」と述べたという。DV問題が深刻で被害者が死亡する事例も決して少なくない英国だが、王室メンバーが関心を持ち支援を約束したことは、悩める被害者達にとっては非常に大きな意味を持つといえる。
出典:https://www.instagram.com/clarencehouse
(TechinsightJapan編集部 ケイ小原)