心が清々しくなるようなちょっとイイ話がタイから飛び込んできた。ホームレスにも失われていなかった正直な心、正義感。誰かが落とした財布を拾うと…。

この話題は、バンコク在住のタリカ・パティさんという女性がボーイフレンドの身に起きたちょっとイイ話をFacebookに投稿して一気に拡散したものである。今月15日、バンコク・メトロの「フワイクワーン駅」付近で20,000バーツ（約58,000円）の現金が入った財布を落としたというタリカさんの彼氏。だが警察では、その落とし物がホームレスの男性により届いていたのだ。意外な事実にタリカさんはたいそう驚き、また感激したことを『bangkok.coconuts.co』が伝えている。

そのホームレス（それ以上の情報は明らかにされず）は同駅の近くで1年ほど路上生活を送っていたが、そんな中でタリカさんの彼氏が財布を落としたことに気づいた。すぐにそれを拾って彼の後を追ったが姿を見失い、警察に届けたそうだ。自分たちは何不自由ない生活を送っており、正直なそのホームレスになんとか恩返しがしたいと考えたカップル。タリカさんはショッピングセンターで新品の衣類を買い与え、彼氏はホームレスに仕事を提供して住居もベッドも与えた。

ホームレスを卒業し、新しい生活が始まったその男性。自分を「おじさん！」と呼んでくれるこの若いカップルへの感謝の気持ちを忘れず、彼も精一杯頑張っている様子だ。まさにこれは「正直者には福来る」という話題。貧しくとも正しい心を失わずにいることの大切さを教えてくれた一件である。

出典：http://bangkok.coconuts.co
（TechinsightJapan編集部　Joy横手）