今月3日に開幕し、26日まで米国のサッカーファンを「眠らせない」としている「コパ・アメリカ・センテナリオ2016」。『News.sky.com』がアディダス社によるなんともお粗末な“スペルミス”の話題を伝えている。
問題となっているのは、アディダス社(本社ドイツ・バイエルン州)が作成した南米コロンビア共和国代表チームのための宣伝広告。ポスターにも“COLUMBIA”と表記されているが国名は正しくはRepublic of Colombia、つまり“COLOMBIA”なのである。そのミスに気づいた人々によりあっという間にSNSで大騒ぎとなり、ポスターなどはスポーツ用品店から姿を消した。
同国の代表にユニフォームを長く提供してきたアディダス社は、この件に関して「コロンビア・サッカー協会との良好な関係は重要であり、このたびのスペルミスについては心よりお詫びします。ただちにバージョンを改め、正しいものをインストールいたします」との謝罪声明を発表している。もっとも同国の代表チームは7日夜、パラグアイ戦を2-1で勝ち取るなど大健闘。準々決勝にコマを進めたことが報じられている。
もっとも米国では“COLUMBIA”というスペルに違和感を抱かなかった人も多いもよう。オレゴン州が発祥の有名アウトドアウェアのブランドも「Columbia」、東海岸の名門コロンビア大学も「Columbia University」、そして現在は米「ソニー・ミュージックエンタテインメント」に吸収されているものの、「Columbia Records」は歴史あるレコードレーベルの一つである。だからといって、国名を間違えても笑って許されるものではあるまい。
出典:http://news.sky.com
(TechinsightJapan編集部 Joy横手)