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writer : tinsight-yokote2

【海外発!Breaking News】「クローン病」で3つの大手術 衝撃的写真を公開した19歳女性

欧米に比べれば発症率は10分の1ほどと言われるも、青春の真っ只中に発病することが多い難病指定のクローン病。日常生活に支障を来して大がかりな手術を余儀なくされる症例も少なくない。その病気を克服するため大腸全摘出ほかの手術を受けたという海外のある少女が、このほど写真を添えてそのことをFacebookで紹介し、大きな関心を集めているもよう。英メディア『metro.co.uk』が伝えている。

若年で発症することから激しい痛みと長く闘う人生になってしまう難病のひとつ「クローン病」。潰瘍などを伴う原因不明の消化管の炎症を特徴とし、多くは小腸や大腸が侵されるが、口腔から肛門までどこでも発症する可能性があり将来の悪性腫瘍発生も心配される。患者は腹痛、下痢、肛門出血、栄養障害のほか関節、瞳、皮膚、肝臓などに合併症を伴っていることがあり、日常生活や仕事に支障を来す例も少なくない。

そんな「クローン病」と闘ってきたエイミー・ロウスキーさんという19歳の女性。彼女のFacebookのページが今、同じ病気に苦しむ若者たちの間でたいへんな話題となっている。エイミーさんは「自分の命を守るにはそれしか方法がなかったの」と説明し、15歳にして3つもの手術に耐え抜いたことを激白したのだ。

腹痛はもちろん、排便回数の多さからくる肛門の炎症、多発する口内炎、度重なる胃けいれんなど、体のあちこちの激しい痛みで体力的にもすっかり消耗。投薬では効果が得られない重症例であると告げられ、15歳の時に手術を決意したと『metro.co.uk』に話したエイミーさん。ヘソの上から始まる開腹手術の痕、人工肛門ストーマパウチを装着した左下腹部、股間から膝近くまで続く内股の筋肉を切除した痕など、痛々しい写真を次々とFacebookで紹介しているが、エイミーさんは7か月も入院し、3つの手術はそれぞれが13~15時間もかかるという大がかりなものであったと添えた。

行われたのは大腸の全摘と「回腸造瘻術(回腸人工肛門造設術)」という回腸(小腸の一部)に孔をあけて老廃物の排出を受け止める袋を新たに設けるための手術。そして腹腔にぽっかりと開いてしまった空洞は、太ももの内側から切除された筋肉が埋め込まれた。また人工肛門ストーマパウチとは一生の付き合いになるという。

それでも「そのような体である自分について何ら恥じることはないと思っているわ。現実を前向きに受けとめ、自信を失うことなく自分自身のことをこれからも愛していくつもりよ」と語るなど、実に勇敢であるエイミーさん。そのFacebookの記事をシェアする人は1万6千を超えたもようだ。写真はいささかショッキングなものだが、日本にもクローン病と闘う人々が大勢いることからあえて紹介させていただいた。

出典:https://www.facebook.com/aimee.rouski
(TechinsightJapan編集部 Joy横手)