福士蒼汰と土屋太鳳がメインキャストを務めるドラマ『お迎えデス。』の第5話に映画『おばけ』で主演女優賞をとった佐藤玲がゲスト出演した。昭和の回想シーンを演じた彼女はブログで「やっぱりイマドキな美形!じゃないですし」と役どころを振り返っている。
日本テレビ系の土曜ドラマ『お迎えデス。』は主人公・堤円(福士蒼汰)とヒロイン・阿熊幸(土屋太鳳)が、この世への未練からさまよう霊を成仏させるため奮闘する姿を描く。霊が見える体質の2人は死神のナベシマ(鈴木亮平)とゆずこ(濱田ここね)に見込まれてアルバイトに雇われる。霊を憑依させることのできる堤円が加わって幸も張り切るが、彼女が部屋にかくまう霊・緒川千里(門脇麦)は高校の同級生だった堤円に想いを寄せるという複雑な関係だ。
そんな主人公を取り巻く主要人物の心の動きも気になるが、成仏できぬ霊の悩みを解決する際に織りなす人間模様も毎回の見どころだろう。5月21日放送の第5話はゲストに西岡徳馬と藤田弓子というベテラン俳優を迎えた。50年前の学生時代に駆け落ち寸前まで発展した若き恋が心残りで成仏できないお婆さん・嘉子の霊(藤田)と大学教授・前田(西岡徳馬)の再会を描いた。50年前にお金がなくて大学に行けず学生のふりをして講義を聴いていた嘉子は大学生の前田と知り合う。前田は彼女が偽大学生だと知りながら熱心に勉強を教えてくれ、やがて2人は恋に落ちる。
若き頃の嘉子役を佐藤玲、大学生だった前田役を中山龍也が演じた。佐藤玲は坂本悠花里監督の映画『おばけ』で初主演を務め、MOOSIC AWARDS 2014で女優賞を受賞している。ゆうばり国際映画祭北海道知事賞受賞作『リュウグウノツカイ』に孝子役で出演、 横山久美子監督の『色あせてカラフル』で主演する実力派だ。さらに先日、湊かなえさんの小説を実写化する映画『少女』(10月公開予定)への出演も決まっている。
彼女は今回のドラマ出演にあたり5月21日、『佐藤玲オフィシャルブログ』にて「これで昭和の人物を演じさせていただくのは、5回目です…!」と明かしている。若手女優としては珍しい役柄に「顔がね! やっぱりイマドキな美形!じゃないですし」としみじみ感じ入るが、「でも私昭和歌謡大好きなので、昭和の人物を演じさせていただくのだいすきですよ!」とまんざらでもないようだ。
学生時代に駆け落ちしようと待つ彼氏の想いに応えられず、親が決めていた相手と結婚した嘉子。50年後の2人を藤田弓子と西岡徳馬が見事に演じたが、佐藤玲と中山龍也の回想シーンも短時間ながら物語を支えるものとなった。放送を見て「50年後があたたかなエンディングで安心しました」という佐藤玲。昭和の役柄にますます自信を持ったのではないか。
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(TechinsightJapan編集部 真紀和泉)