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ナミビアのある高校で、試験中に生徒が続々と気絶する事件が起こった。人々は「魔女の仕業」と恐れている。
アンゴラ国境と接しているナミビア・クネネ州にあるオコングウォーティ高校は、小さなコミュニティにある。その高校の10年生の生徒数名が試験中に気絶、数名が体調不良を訴えた。4月13日に校長からこの報告を受けたクネネ州の巡回調査員は、実際に気絶した生徒や目撃した教師と面会するなど調査を開始。地域に住む多くの人は、このような奇妙な現象を魔女のせいだと信じている。
実はナミビアにおいて、こういった現象は今回が初めてではない。2013年にはカラス州で20名以上の生徒が発作のような症状を起こしたと報告され、「悪魔の仕業」と囁かれた。また2014年にはクネネ州に隣接するオムサティ州の学校で同様の現象が起き、保護者らが「生徒に対して悪魔の攻撃をした」と教師や校長に詰め寄っていた。州の教育所長代理は保護者らの説を一蹴、集団ヒステリーによるものとして生徒のカウンセリングを行った。
このような「集団ヒステリー」は、恐怖やストレスなどがほぼ同時に連鎖する群集心理と言われる。今回のように小さな村で起こると「魔女の仕業」などと噂されてさらなる恐怖を広げてしまうようだ。
出典:http://www.namibian.com.na
(TechinsightJapan編集部 FLYNN)