中国・広東省広州市にあるショッピングモールの宝石店に現れたひとりのビジネスマン。彼の連れは家族ではなく8体のヒューマノイドロボットだった！　『ibtimes.co.uk』など複数のメディアが報じている。

今月15日、広州市のショッピングモールで中年のビジネスマンが8体のヒューマノイドロボットを連れて買い物する姿が目撃された。『ibtimes.co.uk』によると、男性はワン・シー・チャン（Wang Shi Chung）さんで、モール内の高級宝石店に入るとゴールドをはじめ高価な宝石類を次々とお買い上げ。その間、ロボットはチャンさんの背後に立ち買い物が終わるのをじっと待っていたようだ。

このロボットは車輪によって移動し、白、赤、黄色、緑のカラフルなチャイナドレスをまとった少女をイメージしてデザインされているという。首には客室乗務員を思わせるスカーフが巻かれ、緑の大きな丸い瞳が印象的だ。ロボットの手にはトレイが載せられており、そこにはチャンさんのコート、水のボトル、そして購入した商品の袋が置かれている。

中国では近年「土豪（Tuhao）」と呼ばれる“にわか成金”が、自分に資金力があることを見せびらかすためにボディーガードや使用人を引き連れて町に繰り出しては大金を落とすといった光景が頻繁に見られるようだ。しかし人間ではなく、ロボットを連れて買い物をしたのはチャンさんが初めてではないかという。

チャンさんはその後、宝石の入った袋をトレイに載せたロボットを連れたまま近くのコーヒーショップで優雅にティータイム。ここまで目立つとSNSユーザーも黙ってはいられなかったようで「私たち庶民はロボットの足でさえ手に入れることができないのに、この男はまさに土豪。ただの田舎ものよ。恥ずかしい限りだ」といった批判の声が相次いだ。

出典：https://asiancorrespondent.com
（TechinsightJapan編集部　A.C.）