「元ももクロ」という説明が不要なほど女優として順調に活動している早見あかり。2014年のNHK連続テレビ小説『マッサン』でも注目を集めた彼女が、今月12日から公演スタートの舞台『夢の劇 -ドリーム・プレイ-』では主役という大役を務める。また現在放送中のCM撮影の現場では、早見がすぐに涙をこぼし、共演の俳優・高良健吾やスタッフを驚かせたという。

放映中のCMで早見あかりが高良健吾とカップルを演じている。泣いている彼女・早見あかりを、手料理でなぐさめようとする彼氏・高良健吾。出来上がった「えびワンタンスープ」を飲んだ早見は笑顔を取り戻したように見えたが、スープの味の決め手が新発売のチューブタイプの「創味シャンタンやわらかタイプ」であることを見抜いた早見は、「男はみんな新しい方を選ぶのよ」と脅すかのように高良に迫るのだ。

この後の「便利なチューブ、お得なカンカン」というナレーションに合わせて高良が見せる表情がなんともユーモラスで印象的だが、撮影現場では早見の涙に高良やスタッフも舌を巻いたようだ。冒頭の泣いているシーンで、役に入ると早見は5秒ほどですぐに目から涙をこぼしたという。撮影後のインタビューでは「最近、泣いたエピソードはありますか？」と聞かれて、早見は「ずっとお世話になっていた方との撮影現場が終わった時に、グッときてしまい、泣いてしまいました」と回答。それを受けて高良も「早見さんみたいにクランクアップして（女性が）泣いていたら、僕も一緒に泣いていると思います」と感極まると涙が出てしまうことを認めた。

早見といえば主演を務める舞台『夢の劇 -ドリーム・プレイ-』の制作発表で話をしている途中で泣いてしまい、「緊張で…こんなの初めてです。ごめんなさい。すみません」と謝る一幕があり、話題になった。共演する田中圭、江口のりこ、山崎一、長塚圭史らと登壇した早見だったが、「初主演というのもあんまり前に出さないで欲しいと思いながら、この真ん中に立たせていただいています」と恐縮しつつも、「すごく不安ですが稽古を重ねて、千秋楽を迎えたときに自分の中で何か変化がちゃんと起きると思います」と最後はしっかり前を見た。そんな早見を構成・演出・出演の一人三役を務める白井晃が「泣きながらこれだけしゃべれれば立派なもの」と優しくフォローした。

きっと早見は千秋楽でも大粒の涙をこぼすだろう。そのときに女優・早見あかりにどんな変化が起きるのか楽しみである。

（TechinsightJapan編集部　関原りあん）