『ミュージックステーション』で新曲を歌ったゴールデンボンバーの鬼龍院翔は、エンディングで「うちの曲がヒットする気がしません! 今年も『女々しくて』をお願いします」と笑わせた。この日のパフォーマンスには他のメンバーも感じたところがあるようだ。
ゴールデンボンバーが4月29日の『ミュージックステーション』で、27日にリリースしたニューシングル『水商売をやめてくれないか』を披露した。ステージ前のトークで鬼龍院翔は、男性の先輩ミュージシャンは「すげえ曲作ったねえ!」と褒めてくれるが自分が支持していることをテレビで言わないでくれと釘を刺されたという。タイトルどおり男として彼女が水商売をしていることを心配する気持ちを歌ったもので「なぜ今まで誰も書かなかったのか」と踏みきった意欲作である。タモリも「ここまでハッキリと言ったことは無いよね」と感心していた。
「普通はもう少しくるんでカッコよく歌うのだろうが、むき出しでいきたい。ミュージシャンはカッコつけがちなので、あえてカッコ悪く表現するようにした」という鬼龍院、「今日のステージングもそうとうカッコ悪くなっていますので」と期待させた。
ステージでは喜矢武豊、歌広場淳、樽美酒研二の3人もはじめはエアプレイをしていたが、サビに入ると鬼龍院翔と4人そろって回転する台の上で土下座した。涙ながらに懇願する表情をカメラで下からアップするという趣向だ。ギターソロでは喜矢武が立ち上がって演奏するが、時おり涙をぬぐってエアプレイだと分からせるこだわりも見せていた。
エアベース担当の歌広場は放送を終えて『歌広場淳(junjunmjgirly)ツイッター』で「一週間に3、4回土下座する生活もとても楽しいです!」と感想をつぶやいた。一方、『ゴールデンボンバー 樽美酒研二オフィシャルブログ「オバマブログ」』では「土下座するだけって疲れないですね」「何か物足りないのでジム行ってきます笑」と明かしている。肉体派の樽美酒だけにもっと派手に動きたいのだろう。
これまでNHK紅白歌合戦で4年連続『女々しくて』を歌ってきたゴールデンボンバー。もし『水商売をやめてくれないか』を紅白で披露することになれば、土下座パフォーマンスは工夫した方が良さそうだ。
(TechinsightJapan編集部 真紀和泉)