シアトルは今、ダウンタウンにある有名デパート「Macy’s」の脇に立つセコイアの木に男が登り、丸一日籠城したという話題で持ちきりだ。何が男にそのようなことをさせたのか…!?
エリオット湾に向かって背の高い商業ビルが立ち並ぶシアトルのダウンタウン。22日、その一角にある老舗デパート「Macy’s(メイシーズ)」の脇に立つ高さ24メートルのセコイアの木にひとりの男が登り、丸一日そこに立てこもって大きな騒ぎとなった。
『Fox News』が伝えているところによれば、男は何やら叫びながら、次々と枝をもぎ取っては警察官や道行く人々に向かって投げつけたもよう。はしご車が出動して「下りてくるように」との説得が続いたが、それにはまったく応じず駆けつけた医療スタッフに対してもリンゴを投げる始末であった。だが24時間も木の上に居続けたことによる疲労が認められ、最終的には木を下りると担架に乗せられ警察署に運ばれたという。
汚く伸ばした長髪と顎ひげが特徴的で赤いニット帽をかぶっていたその男。当時の精神状態や動機について取り調べが続いており、氏名や年齢など情報は明らかにされていない。またTwitterでは「#ManInTree」というハッシュタグが登場。男がうとうとし始めると人々は「落下したら大怪我をする」とつぶやき、ハラハラしながら見守っていたことがわかる。
木に登った男で思い出すのは、昨年のちょうど今頃フロリダ州で起きた事件。全裸のお騒がせ男が「私は木とセックスをする神、“ソー”だ」と言いながら超人的なパワーで木に登り、警察官にも凄まじい力で抵抗した。その男は超危険な合成麻薬“Flakka”の乱用者で、身柄を取り押さえるにはテーザー銃が2発必要であったという。
出典:http://www.foxnews.com
(TechinsightJapan編集部 Joy横手)