南アフリカのクワズール・ナタール州ピーターマリッツバーグにある宗教団体『Thy Word Kingdom Harvest Ministries』。そこに驚きの教祖がいた。なんと信者の手に熱湯を注いでいるのだ。
この宗教団体の集会で教義を行っているのは、若干23歳のタムサンカ・サンブロ教祖。3月2日のフェイスブックによると、教祖が「キッチンでお湯を沸かして来てください」と信者の1人に頼んだことから始まる。
沸騰したばかりのお湯が入っているポットを教祖は抱えた。プラスチックのポットでかなり熱いことが想定され、周りからは悲痛な叫び声が聞こえる。すると教祖が「信念を持つものはいないか?」と問い、信者は1人ずつ前に出てきてはポットを胸に抱えた。彼らは特に熱がってはいない。
教祖が再度ポットでお湯を沸かすと、1人の女性が前に歩み出て「私は強い信念を持っています。どうぞそのお湯を私の手に注いでください」と手を差し出した。教祖は熱湯を彼女の手に注ぐと、周りの信者らも次々に手を差し出す。やけどを負ったとは書かれていなかった。
なぜ熱湯を注いだのか、それは教祖の話に関係している。聖書の中に、王を崇拝せず唯一の神を信仰する3人の若者が燃え盛る炉の中に生きたまま投げ込まれたが、強い信念のため髪の毛が燃えることなく歩いて火の中から出てきたという話がある。この「信念は熱さをものともしない」ということから、熱湯を持ってきたのだった。
この投稿には多くの批判が寄せられているが、教祖は現地メディア『NEWS24』の取材に「インタビューには応じない。言葉では説明できないので、この体験を実際に目にしてもらいたい」とコメントしている。
出典:https://www.facebook.com/APOSTLETHAMSANQA
(TechinsightJapan編集部 FLYNN)