KAT-TUNが『Mステ』で披露した新曲『君のユメ ぼくのユメ』について、作者のスガシカオがブログで心境を綴っている。KAT-TUNのデビュー曲『Real Face』から10年、彼はどのような思いを込めたのか。
3月25日の『ミュージックステーション』(テレビ朝日系)でKAT-TUNが田口淳之介を含めたメンバー4人として最後のパフォーマンスを披露した。この日は“春に聴きたい 桜&卒業ソングランキング”をテーマに3時間特番として放送されるなか、1位の『さくら(独唱)』(森山直太朗)が発表されたあとでKAT-TUNがトリを務める。
タモリとのひな壇トークでは田口淳之介が「頑張ってこれたのはファンの皆さんのおかげだなとすごく感じるので、本当にありがとうございました」と頭を下げて感謝した。「これからはKAT-TUNと僕とそれぞれの道を進むことになりますけど、これが終わりじゃなくてスタートなんだ…」と語る彼の後ろでは、AKB48の高橋みなみがグループを卒業する自分に重なるのか神妙な表情で聞いていた。
そんな田口の“卒業”を彼らのステージで実感することとなる。KAT-TUNのデビュー曲『Real Face』を精魂込めてパフォーマンスした4人が新曲『君のユメ ぼくのユメ』を歌うため次のセットに移動した。立ち並ぶ大きな柱の間を抜けて現れたのは亀梨和也、上田竜也、中丸雄一の3人でそこに田口淳之介の姿はない。新曲は3人となるKAT-TUNの旅立ちの歌であり、田口の卒業ソングとなったのだ。
亀梨が「僕たちは5月で一度充電期間に入らせてもらう。そういうところをすごく汲み取って作ってくれたので、ホントに大切な1曲になりましたね」と『君のユメ ぼくのユメ』について語った。作詞・作曲したスガシカオは放送前日の24日に『スガシカオ オフィシャルブログ「コノユビトマレ」』で「渾身の名曲なので聞いてみてください!」と『Mステ』で披露することを告知していた。
KAT-TUNが3月22日に出したベストアルバム『KAT-TUN 10TH ANNIVERSARY BEST 10Ks!』のために書き下ろした本作について、「彼らのまっすぐな気持ちやファンの皆さんへの思いを、丁寧にメロディーと言葉にしました」というスガシカオ。「タイトルはぼくがつけず、メンバーにつけてもらいました」と明かしている。
それとともに直筆の歌詞を一部公開しており、赤い文字に熱い思いが込められているようだ。『Real Face』のアンサーソングでもある『君のユメ ぼくのユメ』には「ギリギリ」「ナミダ・ナゲキ」といったフレーズが登場する、10周年メモリアルソングにふさわしいナンバーだ。
ちなみに『Mステ』のエンディングでは、田口淳之介がタモリから花束を贈られると亀梨和也が髪をわしゃわしゃといじり中丸雄一と上田竜也が「おつかれ!」と労った。田口は笑顔を見せながら「3人には頑張ってもらいたいという気持ちと俺も頑張んなきゃな…」と語ると、「タモリさんありがとうございました」と挨拶して「泣いてんなよ」と上田に声をかける。4人体制のKAT-TUNによる『Mステ』最後の場面となった。
出典:https://twitter.com/shikaosuga
(TechinsightJapan編集部 真紀和泉)