バラエティ番組『SMAP×SMAP』の人気コーナー“BISTRO SMAP”が開店20年を迎える。当初はオーナー・中居正広のアシスタント役を務めていた香取慎吾が、当時を振り返り「定まってなかったんだね。俺の置き場所」とこぼした。

3月21日の『SMAP×SMAP』（フジテレビ系）は視聴者とSMAPのリクエストによる“超特盛りビストロ！20年美味しい名場面SP!!”が放送された。名場面を届けながらSMAPメンバーがコメントするという流れで、それぞれ“BISTRO SMAP”への思い入れを語った。

香取慎吾は20年間“最高の料理教室”に通ったようなもので、それによって“食”への考え方から“人生”まで変わったという。自身はそれほど影響をうけながら、「未だに“本当に作ってんの？”って言われるのがすごいよね」と苦笑していた。そんな彼も1996年5月27日の放送で森且行が最後の出演を終えるまで、アシスタント的な役割で料理は作っていない。

その時のゲスト・桃井かおりは森且行の料理を「うまーい！」と絶賛して「なんだか森くんを手放すのが辛くなってきちゃった」と口にしたほどだ。香取はそんな出来事を振り返りつつ「森くんがいなくなるという大きなことがなければ、俺には料理させる気はなかったんだねー」とスタッフの真意に気づく。「言ってみればいらないよ俺の役。中居くんが司会してトークして、アシスタントでしょう？　定まってなかったんだね。俺の置き場所」と複雑そうな表情を見せた。

稲垣吾郎は「ワイン好き」と言われるようになったのも“BISTRO SMAP”のおかげだと感謝するように、メンバーそれぞれに思い出がある。なかでも草なぎ剛はタモリがゲスト出演した際に禁酒を解禁したことが忘れられない。みんなで乾杯しようという流れになり、草なぎが「禁酒中なので」と言ったところ「禁酒もういいよ！　今日から！」とタモリ。中居からグラスに入ったビールを渡され、タモリの「お酒解禁してもいいかな!?」のフリに「いいとも！」と飲んだ時の草なぎの素敵な表情は二度と出せないのではないか。今も「SMAPとタモリさんに感謝していますね」という。

中居正広は、ゲストに細川護熙氏や小泉純一郎氏、安倍晋三氏、麻生太郎氏など総理大臣経験者やのちに総理となる人物を迎えたのは印象深いと話す。中居が安倍氏に「国会でよく寝てる人がいるじゃないですか？　あれ、なんで寝てるんですか？」と直球質問した時には木村拓哉も苦笑していた。中居正広がオーナーでなければあれほどの見どころは作れなかっただろう。

SMAPを脱退後はオートレーサーとして活躍する森且行。最近はSMAPメンバーが彼の話題を出せる雰囲気になってきた。本来は森且行と木村拓哉の料理対決をテーマに始まった“BISTRO SMAP”だけにいつか来店するかもしれない。

出典：https://www.instagram.com/katsuyuki_mori
（TechinsightJapan編集部　真紀和泉）