先月、米NYブルックリン区で起きた少年ギャングによる性的暴行事件をこちらでも紹介した。レイプや殺人が頻繁に起きている地域でありながらメディアが大きく報じた理由は、被害者とされる18歳の女性の隣には彼女の父親がいたこと。少年ギャングに囲まれては大人ですら無力、娘を守れなかったとして波紋を広げていた。しかし、そこにとんでもない事実が発覚した。
ジョン・F・ケネディ国際空港にも近い「オズボーン・プレイグラウンド」という運動場で先月中旬、父親と一緒にビールを飲んでいた18歳の女性がギャンググループ5名に襲われたという事件。父親の顔に銃を突きつけながら女性に性的暴行を加えたとされたのは、デンゼル・マレー(14)、シャクエル・クーパー(15)、イーサン・フィリップ(15)、オナンディ・ブラウン(17)、トラヴィス・ベックフォード(17)の5名。NY市警によれば、全身のあちこちを負傷しているものの女性は病院への搬送を拒んで暴れたといい、父親は近くの酒屋に駆け込んで助けを求めたが軽くあしらわれていたもようだ。
少年らは当初から「本人も同意の上だった」と一貫して主張していたが、女性の被害の訴えを認めて立件を決めたNY市警。しかしここにきてブルックリン地方検事局は、少年らに対する告訴の取り下げが完了したことを発表した。女性が「レイプされたというのはウソ」と白状したことが理由だが、さらに驚くべきは、少年らが警察に話した「彼女はそこで中年男性とセックスをしていた。だから近づいた」という話が真実であったこと。女性は39歳の父親と性的関係にあったことも認めたのだ。
アメリカでは、子孫における遺伝子上のリスクを理解した上での合意を条件に、ミシガン州やニュージャージー州が18歳以上の近親相姦を認めている。そうした異色のカップルがこれらの州に移住する例も多い。そのためNY市警がこの親子に対してどう出るかにも関心が集まっているもようだ。
出典:http://butthatsnoneofmybusiness.com
(TechinsightJapan編集部 Joy横手)