米国の警察が逮捕した者について公開するマグショットの中には、奇妙な姿を呈して話題となる者も多い。このたび紹介するのはバレンタインデーに実の母親を殺害し、第二級殺人の罪に問われているフロリダ州の男である。

フロリダ州マイアミ・デイド郡でこのほど逮捕されたマヌエル・メーサという35歳の容疑者。14日午後3時ごろ、自宅で服を脱ぎ捨てると母親のナンシー・メーサさんに殴る蹴るの暴行を加え、胸にナイフを突き立てて殺害したとして第二級殺人罪にて起訴されている。

警察により提出された宣誓供述書によれば、マヌエルは取り調べに対して「母親に潜む悪をたたきのめしてやった」などと話したもよう。通報を受けて親子の自宅に警察官が駆けつけた際、ナンシーさんは玄関前に倒れており、病院に搬送される間に死亡が確認された。マヌエルは裸の素肌に返り血を浴びており、犯行の動機に加え、なぜ全裸になる必要があったのかも裁判の焦点となるもようだ。

予備審問でも裁判官に対し非常に尊大な態度をとり、シラを切るマヌエル。警察や郡拘置所でも職員に悪態をついていることから、裁判を前にマヌエルに対する人々の心証は極めて悪いと『miamiherald.com』は伝えている。マヌエルのこの特徴あるマグショットは“スピット・マスク”。口元には分厚いマスクもついているが、それは撮影時だけ外される。警察官に相当ツバを吐いたことでこれをかぶせられたのであろう。

出典：http://www.inquisitr.com
（TechinsightJapan編集部　Joy横手）