全米各地の警察が一般に対しても公開している逮捕者のマグショット。防犯関係に携わる人々は真剣に、そして多くの人は「暇つぶしに」と言ってその情報を眺めているものである。そんな中で注目を集めているのは、フロリダ州で逮捕された男のマグショットであった。
稀に見る珍しいマグショットだとして話題を呼んでいるのは、フロリダ州ボルーシャ郡で逮捕されたレイ・コマーという56歳の男。地元メディアの『デイトナビーチ・ニュース・ジャーナル』が伝えているところによれば、コマーは19日午後、ショッピング客でにぎわうデイトナビーチの国道1号線沿いの歩道で、かつて交際していた女性の名からとって“ベイビー・スージー”と呼んで飼っていた生後18か月のダックスフンドを殴り、靴ひもで首を絞め、その死骸を放置して通報されたのであった。
ほどなくして動物虐待致死容疑で逮捕されたコマーだが、ホームレスであるこの男は犯行現場に自身のIDカードを置き去りにしており、「早く逮捕されたかった。郡刑務所に投獄されれば安全な日々を送れる」などと漏らしたという。その時のコマーは迷彩柄のショートパンツに上半身は裸。靴は履いておらず歯も汚い上に髪には大量のシラミが発生しており、異例のヘアーキャップ姿でマグショットの撮影となった次第である。設定された保釈保証金は2,000ドルだがどうにもなるまい。
※画像はnydailynews.comのスクリーンショット。
(TechinsightJapan編集部 Joy横手)