米テキサス州ヒューストンのABC系列メディア『KTRK』の取材に「だって夏が来るのよ。私だってセクシーなビキニが着たいわ」と涙顔で訴えた1人の女性。彼女は産後の下腹部のたるみを取る形成外科分野の手術を先に受けていたが、それによりヘソも無くなったというのである。
帝王切開での出産を機に、下腹部に妙なたるみが生じてしまったことを気にしていたヒューストン在住のロリー・ジョーンズさん(45)。せっせとお金を貯めた彼女は昨年12月、有名な形成外科医のもとで臍ヘルニアの治療手術とたるみを除去する手術を受けたが、なんとヘソを失ってしまったのだ。それに対する不満感はただではないとして医師と真っ向から対立している。
2つの手術は成功し、抜糸を経てやっとガーゼやサージカルテープから解放される日が来たものの、自身の腹部を見て仰天したというロリーさん。執刀したヨウナン・ナウザーデン医師に「私のおヘソはどこに行ってしまったの? まさかゴミ箱に捨てたわけ?」と問い詰めたものの満足な返事は得られなかった。ナウザーデン医師は時おりドキュメンタリー番組にも出演するほか、肥満に苦しむ患者の胃のバイパス手術においては世界的権威ともいわれる名医。ロリーさんは「手術の腕は見事。でも手術の前にヘソを失うリスクがあることを事前に告げるべき」と激怒するが、一方で同医師はこう語っている。
「それは嘘。彼女の演技はアカデミー賞ものですよ。私は手術の前後にそのあたりをきちんと説明しました。傷口の養生のために半年ほど間を開けますが、その後にはヘソを再建する手術を行えることも説明しましたよ。」
しかしロリーさんは、ナウザーデン医師に損害賠償や慰謝料を求める訴訟の準備にすでに入っている。法廷ではロリーさんに対する「この手術にはヘソを失うリスクがある」という事前の説明があったか否かが焦点になることから、当時の診察室にいた看護師などの証言が大事になるとみられている。
もっともエマ・ワトソンにおいて“ヘソ出し”が大きな話題となるのと同様、それがナイ女性というのもまたセクシーな存在なのかもしれない。2008年までヴィクトリアズ・シークレット・エンジェルとして活躍したチェコ出身のセクシーモデル、カロリーナ・クルコヴァさんもヘソらしきものを持たない一人。「最もセクシーな女性」に選ばれたこともある一方、ビキニやランジェリー姿の写真にヘソが書き加えられることもままある。
出典:http://abc13.com
(TechinsightJapan編集部 Joy横手)