議員が“これを禁じよう”という旨の新法案を議会に提出することにより、市民は思わぬ現状を知ることがある。たとえば米ペンシルベニア州では、これにより犬を食肉として扱うことは合法という現状が露呈し、人々を驚かせたものである。そして今、オハイオ州では…!?
英メディア『metro.co.uk』が伝えているところによれば、オハイオ州の上院議員2名がこのほど議会にある法案を提出したとのこと。それはペットや家畜に対する性行為を法律で禁じようというもので、そんなことが行われても罪に問われないというこれまでの状況に市民はむしろ困惑しているもようだ。
新法案は、自然に反する性行為を性犯罪として罰するための法律「ソドミー法(Sodomy Law)」の一部復活を意味する。ソドミー法は主に男性同士による肛門性交や獣姦を対象としてきた歴史があるが、成人男性同士が合意したとしても肛門性交は違法とする国や地域が現在も世界に40か所存在する。一方で、同性愛や性生活を自由に楽しむ権利が広く認められている米国では、多くの州や地域でこのソドミー法が撤廃され、同時にペットや家畜に性行為を強要する「獣姦」を禁じる法が存在しなくなっていたのだ。
犯罪の捜査にあたる専門家からは「この社会には性行為の常識から逸脱し、モラルに欠けた者が存在する。同じように弱者を性的なターゲットにしていることから獣姦と児童ポルノの間には相関関係がある」との指摘もあがっており、議会においてこの法案に異議を唱える者は今のところいないという。
出典:http://metro.co.uk
(TechinsightJapan編集部 Joy横手)