ペットとして犬を飼うことが本当に多いアメリカの人々が、まさか犬を食べることに意欲を示していた!? 米ペンシルベニア州で驚くような事実が明らかになった。これまで犬の肉を販売し、食べることは合法であったという。
米ペンシルベニア州の朝の情報番組『KDKA Morning News』に出演し、「この州には犬を殺してその肉を食べたという人もいるのでしょう。でも犯罪でもなんでもありません。そうした行為を法律が禁じていなかったのですから。しかしこのままで良いのでしょうか」と熱く語ったのは、州選出の下院議員であるジョン・マーハー氏であった。
マーハー氏の説明によれば、犬の肉が販売され、それを食べている人々がいることを禁じようという法律案が議会に提出されたのは1883年のこと。しかし具体的な審議がなされなかったため、同州は現在、合衆国唯一の“犬の肉を食べる州”とみなされているという。ここにきてそれを見直そうという動きが議会でやっと始まり、犬を食べることの是非を巡る投票がついに行われることになったそうだ。
米国ではファミリーの一員として多くの家庭が犬を飼っていることもあり、同州でも食肉販売店に犬の肉が陳列されていることはまずなかった。だがハリスバーグのアニマルシェルターでは、里親が見つからなかった犬がそうした食の趣味の人々の手に渡ることがままあったという。これには「今までまったく知らなかった」と多くの視聴者も驚いていたもようだ。
※ 画像はイメージです。
(TechinsightJapan編集部 Joy横手)