増田有華が舞台『元禄港歌-千年の恋の森-』の千秋楽を観劇した感想をブログに綴った。自身も数々の舞台を経験しているだけに共感するところが多かったのか、「カーテンコールに出てこられた演者さんを見て、涙したのははじめてでした」というほど感動したらしい。そんななか、舞台の劇中歌からかつて秋元康にメールでアドバイスされたことを思い出した。
Bunkamuraシアターコクーンで1月31日まで上演された『元禄港歌‐千年の恋の森‐』は作:秋元松代、演出:蜷川幸雄による作品で、市川猿之助、宮沢りえ、高橋一生、鈴木杏、段田安則といった豪華キャストが出演。活気溢れる元禄の時代、大店筑前屋を舞台に繰り広げられる人間模様を描いたものだ。音楽担当は猪俣公章、劇中歌は美空ひばりだった。
増田有華はその舞台を観た後で『増田有華オフィシャルブログ「増田有華のにゃもしな1日」』にて「心地の良い疲労感を味わい、まるでプール帰りの小学生。この前落語をはじめて観に行った時と同じ、清々しい気分です」と余韻を味わう。彼女はまだAKB48だった19歳の終わり頃、秋元康から「美空ひばりさんの曲を聴いてみなさい」と薦められたそうだ。
AKB48で「歌唱力No.1」と言われただけに、自身も歌へのこだわりは強かったのだろう。すぐにCDショップへ行き美空ひばりのあらゆる楽曲を聴いて感銘を受けた。その影響から「今でも落ち込んだ時は、『愛燦燦』を聴きます」と明かしている。『川の流れのように』ではないところが正直で彼女らしい。
そんな増田有華は今回の舞台から「日本は、唯一無二という言葉が本当に良く似合う、奥ゆかしい中の魅せ方を知っている国」であり「海外も真似できない繊細さとおもてなし。静かなプライド」を持つと再認識できた。ネットの発達であらゆる情報が入り乱れる世の中になり、日本人らしさが悪い方に向いていると錯覚してしまうこともあるが、「根は腐っていない気がしました」と希望を見出せたようだ。
出典:http://ameblo.jp/massuuu-yuttan
(TechinsightJapan編集部 真紀和泉)