“カ・イ・カ・ン”。1981年、主演の薬師丸ひろ子が機関銃を乱射した時に発したあの名シーンが35年経った今、橋本環奈へと受け継がれた。角川映画40周年記念作品『セーラー服と機関銃 -卒業-』(3月5日全国公開)ジャパンプレミア特別試写会舞台挨拶が2月3日都内にて行われ、17歳の誕生日でもあった橋本環奈は出演者からのサプライズ機関銃ケーキ、観客からのおめでとうコール、武田鉄矢からの贈る言葉に感激した。
劇中の衣装、半袖のセーラー服姿で橋本環奈が登場すると、集まった大勢の観客から拍手と歓声があがった。大先輩達と演じたことについて「素晴らしい俳優の皆さんが前にいるだけ圧がすごい。伊武雅刀さんがお肉を食べているだけで迫力があった。負けそうになったけど、泉らしく真正面から立ち向かっていけたかな」と笑顔で撮影を振り返った。
橋本演じた“組長・星泉”に関して、共演者からは「最初は支えて助けてあげたいと思ったが、いつも怒られないようにしていた」「組長ぶりは凄かった。全員のスタッフの名前を覚え、組長として座長として現場を盛り上げていた」と称賛された。
映画のキモである機関銃を打ちながら「カ・イ・カ・ン」と言う名シーンについて橋本は「“好きにやっていいんだよ”という武田鉄矢の一言でリラックスし、真っ直ぐにできた」と明かした。
この日、17歳の誕生日を迎えた橋本のために共演者からサプライズプレゼントが用意されていた。長谷川博己と大野拓朗からは機関銃がデコレーションされたバースデーケーキが運ばれ、観客全員からの「組長、誕生日おめでとう」コールに、橋本は「今まで生きてきた中で最大、こんなに多くの方に祝ってもらったのは今日が初めて。ありがとうございます」と感激する。
また武田鉄矢は観客が持っていた“環”と書かれたうちわをおもむろに取り上げると、「思い出に残った方がいい。では先生っぽく漢字でいきましょう」と“環”に込められた意味を説明。「衣装を着て願い事を秘め、王への道を歩みなさい、私は見てますよという目があなたにいつも注がれていることを意識してお父様とお母様にもらった環の名に恥じない17歳のスタートを切って下さい」と金八先生ならではの“贈る言葉”をプレゼントした。
武田のプレゼントに「身に余るお言葉で大変に光栄」と感謝し、「環の字の意味を教えて頂き一生、私の先生は武田鉄矢さんだなと思います」と語った橋本には大歓声と拍手が送られた。
舞台挨拶には前田弘二監督、宇野祥平も登壇し、“組長”の橋本環奈の誕生日を一緒に祝った。
(TechinsightJapan編集部 斉藤智子)