「なんだ、女がやけにたくさんいるな。よし、俺の魅力を見せつけてやるか」 そんな言葉を言ったか言わぬかは不明だが、いきなり衣服を脱ぎ捨てたその中年男は丸裸となって女性の群れの中へ飛び込んでいく。イギリスからはた迷惑な男の話題が飛び込んできた。
英ノッティンガムのある広場で今年10月24日夜8時ごろ、参加者のほとんどが女性という「Reclaim The Night」の集会に、全裸の泥酔男が乱入するというアクシデントが発生していた。公的不法妨害および公然わいせつの現行犯として逮捕・起訴された元・機械修理工のピーター・バーカー(45)について、このほどコッツウォルド裁判所で予備審問が行われたことを英メディア『mirror.co.uk』が伝えている。
幼い子を含む女性100人ほどが参加していたその集会は、男性による各種の暴力に反対し、女性の権利の向上を訴えるものであった。だが仲間とともに8時間ほど酒を飲んでいたピーターは、店を出ると何を思ったか服を脱いで友人に手渡しすると、全裸となってその女性たちの群れに飛び込んでいった。法廷では「パイントグラス(容量568ml)にして9杯ほど飲酒した。そういう類の集会が行われているとは思わなかった」などと釈明したという。
町の監視カメラが捉えていた彼の様子も公開されたが、苦笑すべきは女性たちの反応である。陰部を隠すことなく大きく腕を広げて何やら上機嫌のピーターを女性たちは完全に無視あるいは蔑視。女性たちのあまりの反応の悪さにちょっと拍子抜けしたところでピーターは警備中の警察官に取り押さえられた。
検察側も「ジョークのような愚行、笑うしかなかった」などと表現しており、すべての事実を認めて反省しているピーターには80時間の社会奉仕活動と計6万円ほどの罰金刑が言い渡された。裁判官が「あなたの行為は女性や子供たちにとんだ不快感を与えました」と添えると、ピーターはそれは情けない表情を見せたという。
※ 画像はmirror.co.ukのスクリーンショット。
(TechinsightJapan編集部 Joy横手)