肉、魚、野菜、果物、無数の生鮮食料品を販売するスーパーマーケットにおいて、最も“招かれざる客”の一つに挙げられるのが鳥。素早く宙を飛んで逃げることから捕獲が難しく、くちばしで突っついて商品をパッケージごとダメにしてしまうためだ。マサチューセッツからショッキングなニュースが飛び込んできた。
この画像はマサチュセッツ州のメディア『westernmassnews.com』が伝えているその記事のスクリーンショット。精肉コーナーの商品パッケージのあちこちに鳥が乗っている様子がおわかりいただけるであろうか。この店は同州ハンプデン郡チコピーにあるスーパーマーケットの「Walmart」。先月28日、買物客の数名がその様子に気づいて大騒ぎになった。
そのひとり、スコット・コンウェイさんは「特にハンバーガーのコーナーに群がり、パッケージから中身を引っ張り出して食べていました。鳥の菌やフン害は問題ですよね。従業員にそう訴えたのに彼らは『うん、よく入ってくるんだよ』なんて言うだけで、気にもしていない様子でした」と不快感をあらわにしている。これを受け、チコピーの保健衛生当局が先月30日にはこの店舗についての調査に入り、計17羽の鳥が駆除され、彼らがついばんだ肉などはすべて廃棄となったことが伝えられた。
一方で「Walmart」も駆除の専門業者を雇うことで再発防止に努めると約束したが、駆除の詳しい方法を示さない彼らに対し、食品への安全性は大丈夫かと懸念する声もあるようだ。こちらは1日、『MassLive.com』さんが“Watch: Birds eating packaged meat at Walmart in Chicopee, Mass.”というタイトルでYouTubeに投稿した問題の映像である。
(TechinsightJapan編集部 Joy横手)