このほど米オクラホマ州の道路を走る珍しいパトカーの写真が撮影され、SNSの大きな話題となっている。パトカーの後部座席には、浮かない表情で深くうなだれている1人…いや、1頭のロバの姿があったのだ。
この画像はオクラホマ州のノーマン市警(Norman Police Department)ツイッターのスクリーンショット。同州のメディア『KFOR.com』が伝えているところによると、クリーブランド郡ノーマン市の警察官カイル・キャナーンさんは1日朝、自身が運転するパトカーでかつてない体験をしたそうだ。
ロビン・ストレイダーさんという女性から、サウス・コクトー・ロードからサンダーバード湖に向かう途中の大きな道路で小型のロバが右往左往しているとの通報が入り、カイルさんが現場に急行。ロバを無事捕獲した。「とても可愛い子ね。私が預かってあげてもいいですよ」と申し出たロビンさん。彼女の車はやや小さく、目的地まで6.4kmほどと知るとカイルさんはパトカーでの搬送を提案したという。
パトカー後部座席の扉を開き、お尻をポンと押すとロバは自ら上手に乗り込んで大人しくしていた。ウィンドウをいっぱいまで下げてあげるとカイルさんは車を発進させたが、間もなくとんでもない光景が目に飛び込んできた。ロバはアメリカでいう“ナンバー2”、つまり大便をしてその座席を汚してしまったという。「朝ごはんを食べた直後だったんでしょう。なんとか処理しましたよ。しかも大した量でしたね」とカイルさんは苦笑しながら語っている。
ノーマン市警は現在もロバの飼い主に連絡するよう呼びかけているが、ロビンさんは「もしも現れない場合はこのまま飼ってあげてもよい」と話しているとのこと。小ぶりな体つきで愛らしい性格ではあるが、パトカーをぐちゃぐちゃにしてしまったことからロバには “Squishy”というニックネームが付けられたそうだ。
今年5月下旬にはミシガン州で同様の“事件”が起きている。1頭のブタを捕獲してパトカーの後部座席に乗せたところ、排尿した上、シートにガツガツと爪や歯を立て、最終的には食べ尽くして人々を驚かせたという。
※ 画像はtwitter.com/normanokpdのスクリーンショット。
(TechinsightJapan編集部 Joy横手)