12月3日と4日に開催されたGLAYのライブで事前に「チケット転売に関するお知らせ」が伝えられた。チケットが転売されたことが発覚した座席番号が無効となり、その番号を公表するという対策を講じたものだ。これに対してツイッターでは「転売目的の人が当選して、本当に行きたい人が落選する世の中…どうにかならないものですか」などのコメントが寄せられている。
Zepp Tokyoで行われた『bayfm 「TERU ME NIGHT GLAY」 20th Anniversary Special Live』を前に、12月2日『TERU(TE_RUR_ET)ツイッター』で「重要!! インターネットオークション及びインターネットでのチケット転売に関するお知らせ」として『GLAY NEWS&INFO』HPの該当ページのリンクが載せられた。(指摘された)「座席番号のチケットは、 インターネットオークションへの出品転売という不正行為が発覚したため、無効となりました」と公表することでチケット転売を防ごうというものだ。
ツイッターへは「転売目的でエントリーしないで欲しいな。本当に行きたい人が行けなくなっちゃう」、「チケットオークション問題は以前から許せません、ライブに参加したくても、落選したGLAYERは沢山います」といったコメントが寄せられ、多くがチケット転売に憤りを感じていることが分かる。また、無効になって空席のままライブを迎えるシートを見た人からは、「こういうチケットを当日券として行きたい人に回してあげることできないですか」という意見や、「こんな人たちの為に愛のシェアが困難になった事を本当残念に思います」という声も見受けられた。
もちろん、GLAYや関係者もそうした事態は分かっているのだろうが、どのように対策を講じれば良いかは難しいところだ。本来あるべき流れから外れた行為に「残念過ぎます…TERUさんがかわいそう」と胸を痛めるファンも少なくない。
12月4日の『TERU GLAY _t_e_r_u_ Instagram』では、“TERU ME SPECIAL LIVE”の様子を「大好評の1日目を受け、最終日はよりクオリティーの高い音楽をお届けしたいと思います」と伝えていた。素敵なライブだけに、なおさらチケット転売問題で嫌な気持ちにはなりたくないものだ。
チケットの転売に関してはこれまでも、ももクロやサザンオールスターズが入場の際に本人確認を行ったり、ジャニーズの事務局が「チケット規約違反」をしたファンクラブ会員に対し「1年間会員資格停止」の対応をとるなどしている。アーティスト以外でも事態は深刻で、ユニバーサル・スタジオ・ジャパン(USJ)は、チケットを買い占めて不当な高値で売る業者を締め出すために、今年の11月から転売チケットを利用できなくする取り組みを開始した。
※画像は『TERU GLAY _t_e_r_u_ Instagram』より。
(TechinsightJapan編集部 真紀和泉)