様々なパフォーマンスを見せて人々を喜ばせてきたメスのパンダ「バス(巴斯)」が、中国本土で人工飼育されるパンダとしては最高齢の35歳(人間でいうと100歳以上)の誕生日を迎えた。
今年8月、四川省雅安市にある雅安碧峰峡パンダ基地の研究センターで10匹もの可愛いジャイアントパンダの赤ちゃんが誕生し話題になったが、その一方で、福建省にあるパンダ研究センターの「バス」が11月28日に35歳の誕生日を迎えた。世界中から300人以上の人々がおもちゃなどのプレゼントを持って駆けつけ、センターは一日中お祝いムードに包まれた。バスは血圧を測るなどの簡単な健康診断を受けると、特製のケーキをおいしそうに頬張った。
1980年生まれとされるバスだが、自転車に乗ったり、バスケットボールをゴールに入れてみたり、時には重量挙げをしたりと数々の芸を身につけて人気を博し、1987年には米サンディエゴ動物園に招かれ、6か月で250万人もの観客を魅了した。1990年には北京で開かれたアジアスポーツ大会のマスコット「パンパン」のモデルにもなるなど、中国の顔として活躍してきた。
野生パンダの寿命は18~20歳と言われるが、人工飼育パンダは20~30歳と長寿傾向が見られるという。ちなみにパンダの世界最高齢記録は香港の海洋公園で飼育されているジャイアントパンダ「佳佳(Jia Jia)」で、今年7月28日に37歳の誕生日を迎えている。
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(TechinsightJapan編集部 A.C.)