タイと言えば「ゾウ（象）」。戦においては王の乗り物であり、“チャーン”と呼ばれ長い歴史の中で愛情と親しみと敬意の対象とされてきた。しかしそのゾウたちはどうにも人間が嫌いなもよう。このほどある国立公園で撮影された動画が話題となっている。

野生のゾウが保護されている世界各地の国立公園では、そこに立ち入る車やバイクがゾウの群れに襲われてしまうことがたびたび報じられているが、このたびはタイで不運な目に遭った男性の様子が撮影された。彼に攻撃的な雰囲気はまったくなく、むしろ静かに走り去ろうとしたにもかかわらず、ゾウたちは相当強い嫌悪感を見せる。また幼いゾウはバイクが倒れたのをみて喜んでいるようだ。

こちらは18日、『khao yai news』が“elephant herd attacks motorbike”というタイトルでYouTubeに投稿した問題の映像だ。タイでゾウの個体数は減しており、100年前には10万頭と言われたものの、自然破壊が進んだ現在は野生のゾウ、そして宗教や観光業といった人々の管理下にあるゾウ、ともに2千数百頭ほどになってしまった。

※　画像はYouTubeのサムネイル。
（TechinsightJapan編集部　Joy横手）