不安な状況が続く中東のある米軍基地に派遣されること8か月間。やっと任務を終えて祖国に戻った兵士らを迎えて行われた帰還式で、予期せぬ“乱入”アクシデントが発生した。しかし会場全体が温かい笑い声に包まれたことが伝えられている。
過激派組織「イスラム国」が暗躍するシリアに最も近いクウェートの米陸軍基地に派遣され、訓練を受けていたコロラド州フォートカーソン基地の兵士約300名が1日に無事戻り、その帰還式が行われた。横一列に並びりりしい表情でまっすぐ前を見つめる兵士らに健闘を称える言葉が贈られる中、なんとも微笑ましい“乱入事件”が発生したことを地元メディアの『KKTV 11 News』が映像で伝えている。
第3機甲旅団戦闘団、第4歩兵師団の兵士らの列に向かっていきなり駆け出したのはケーラズ・オーグルズビーちゃん。大好きなパパ、ダニエルさんが8か月ぶりに自宅に帰ってくることが嬉しくてたまらなかったのだろう。赤、白、紺、愛国心タップリの“スターズ&ストライプス”スタイルに身を包んだケーラズちゃんは、真っ直ぐにパパの太ももに飛び込み、しがみついて小さな顔をうずめた。
成長著しい盛りの娘に8か月も会えないというのは、パパにとってもどれほど寂しかったことか。そしてこれだけのブランクにもかかわらず、娘は装いや髪型も同じ兵士がずらりと並んだ中からよくパパを当てたものである。フォーメーションの真っ最中であったが、パパは思わずその小さな背中をヨシヨシと抱き寄せてしまった。それで気が済んだのかママのところへと戻ったケーラズちゃん。式が終了するとダニエルさんは家族のもとにダッシュし、愛しい娘たちをひたすら力強く抱きしめていたという。
※ 画像はtoday.comのスクリーンショット。
(TechinsightJapan編集部 Joy横手)