アメリカ、ミシガン州の緑多いのどかな町に突然鳴り響いた衝撃音。一歩間違えば大惨事だったかもしれないニュースが飛び込んできた。
ミシガン州シアワシー郡ウッドハルに住んで30年というジョイス・キングスレーさん(83)は、これまでに聞いたことのないような衝撃音を耳にした。当初は竜巻かと思ったというが、「午後3時15分頃かしら。テレビを大音量で見ていたのに、それを掻き消すようなものすごい音がして、驚いたのなんの。慌てて家から飛び出したわ」と興奮気味に話す。そこで目にしたのは、なんと赤のフォード・マスタング。屋根の上に止まっているものの、アクセルを踏んでいたらおそらく転落していたに違いない。キングスレーさんも最初は自分の目を疑ったという。
現地紙『The Argus-Press of Owosso』が伝えたところによると、キングスレーさんの家はミシガン州の州都ランシングから北西に20マイル(32キロ)に位置し小高い丘の斜面に建てられている。その屋根の高さは横の地面の高さと同じ。シアワシー郡中央部を東西に走っている州間高速道路69号線と平行に走るランジング道路沿いにある。マスタングの運転手はこの69号線を走行中に突如コントロールを失い、フェンスや生い茂る木をなぎ倒し、キングスレーさんの屋根の上で止まったようだ。
郡警察のベン・ローウェルさんは「運転手はラッキーだったとしかいいようがないね。不幸中の幸いとはこのこと。だれも怪我がなくて何より」とコメントしている。ちなみにキングスレーさん宅の壊れてしまった屋根は、修理が終わるまではタープをかぶせておくという。
※ 画像はmetro.co.ukのスクリーンショット。
(TechinsightJapan編集部 A.C.)