ハロウィンを今月末に控えて、一足先にアイドルグループ・私立恵比寿中学(略称:エビ中)とファン200名が仮面舞踏会を開いた。本日のドレスコードは“仮装”。思い思いに仮装したファンに応えるように、エビ中の8人もエビ中史上初めて特製マスクをつけた姿でパフォーマンスした。実はここにエビ中ならではのイタズラが潜んでいた。
12日、東京・山野ホールにてサークルKサンクス『HAPPY HALLOWEEN 私立恵比寿中学 仮面舞踏会』が開催された。いつものエビ中の学芸会(=ライブ)とは異なり、仮装したファンは円卓に着席したまま熱い声援を送り、サイリウムを振った。
ハロウィンを意識したドレスに特製マスクをつけて登場したエビ中は『仮契約のシンデレラ』『ハイタテキ!』を披露してから自己紹介。ここでマスクを外して初めて顔を見せた。星名美怜が「皆さん素敵な仮装をしてきてくれてありがとうございます!」、廣田あいかが「こういうパーティー感あふれるライブは初めてなので、皆さん優雅に楽しんでください」とファンに呼びかけ、最後に10月21日に発売するニューシングル『スーパーヒーロー』を歌い、全6曲のライブパフォーマンスで舞踏会は幕を閉じた。
途中、ハロウィンパーティーにぴったりとしてサークルKサンクスのフライドチキンをエビ中が試食する場面も。3種類の中から好きなものを選んで、「めっちゃ美味しい」「衣がサクサクしている」「食べ応えがすごい」などとチキンを口に頬張りながら見事な食レポを披露した。
ライブを終えて報道陣の取材に応じたエビ中は、安本彩花が「ファミリーの方も(ファンの皆さんも)仮装してくれて私たちも仮装して普段のライブとは違った」と楽しそうに振り返った。ほかのメンバーも「お客さんの仮装のクオリティが高かった」「近くで見たかった」と口を揃えた。
ここで廣田がちょっとしたイタズラを告白。「自分のテーマカラーではない色の仮面をそれぞれ作ってもらって、いつも歌っているパートもみんなでチェンジして誰が誰だか分からないという演出のライブを本格的に初めてやってみた。ファンの方が混乱していたので面白かった」とにっこり。真山りかは「ファンの方を騙すつもりでやっていたんですけど、自分がワケわからなくなっちゃって…。自分も騙されてしまって。仮面マジックでした」と苦笑していた。マスクをつけているときは顔がほとんど見えないので、マスクの色でどのメンバーか判断したいところだが、その色を入れ替えてしまったというわけだ。初めてのマスクはクチバシの部分で他のメンバーをツンと突いてしまったり、周囲が見づらいため距離感が掴めないという苦労も。真山が「『スーパーヒーロー』のマントの肩のところに(マスクを)つけたらカッコよくない?」と提案すると、ほかのメンバーも同意して盛り上がった。
エビ中では廣田が明かしたところによると「囚人のコスプレがメンバーの中ですごい人気だったことがある」そうだ。プライベートでは安本が「傷とか血の特殊メイクをしたい」と言い、星名は「小さい頃にハロウィンパーティーで魔女をやったことがあって、箒も買って街を歩いた。5歳ぐらいだったので箒が大きすぎて身長の2倍あった」とかわいらしいエピソードを披露した。
(TechinsightJapan編集部 関原りあん)