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writer : ume

【エンタがビタミン♪】声優・池田秀一35年目のシャア・アズナブルは「年齢的に無理かも」。

日本のロボットアニメの金字塔『機動戦士ガンダム』。安彦良和総監督が手掛けた大ヒットコミックス『機動戦士ガンダム THE ORIGIN』のアニメ化第2話『機動戦士ガンダム THE ORIGIN II 哀しみのアルテイシア』公開に先駆け、17日、都内にてイベント「機動戦士ガンダム THE ORIGIN 赤の決意 哀しみのアルテイシア」が行われた。イベントには安彦総監督を始め池田秀一(エドワウ・マス=シャア・アズナブル役)、潘めぐみ(セイラ・マス役)、喜山茂雄(ランバ・ラル役)、沢城みゆき(クラウレ・ハモン役)豪華声優陣が登壇し“ガンダム”談義で大いに盛り上がった。劇中歌を歌う澤田かおりも生歌を披露し本作の世界へ観客を誘った。

劇中のシチュエーション同様“Club Eden”のBarのスツールに腰をかけたゲスト達。一言挨拶を終えると司会者も「瞳を閉じて聞くと役に聞こえる」と感慨深げだ。本上映後に繰り広げられたトークショーでは、観客の盛大な拍手に安彦総監督も「拍手を頂くのは嬉しい。3本目も制作中です」と笑顔を見せた。「25年間アニメの世界を離れていたので、声優さんの世界を知らない」という安彦総監督は、クラウレ・ハモン役の沢城みゆきに「沢城さんは不二子さん(役)だそうで」と控室で聞いた話を明かした。沢城も「3代目(不二子)です」と答えると、池田から「先生、今日はガンダムです」とたしなめられる場面もあった。

今回エドワウ・マス役を演じた池田は「自分で志願してオーディションを受けさせてもらった。年齢的にも無理があるかなと。一応頑張りました」と明かすと会場からは笑いと拍手が送られた。「35年経ってもシャア・アズナブルの声が出るのが凄いと思う」と話す司会者の言葉が観客の気持ちを代弁していた。また「もう一回やらせて頂けますか?」と2回アテレコしたことも明かした池田は「久しぶりに僕なりにスタジオで緊張した」と笑った。

池田演じるエドワウ・マス役の妹・セイラ・マス役の潘めぐみは「凄い嬉しい気持ち」「池田さんにはこの仕事を始める前からは母親を通じて出会っていた。その時から池田さんに守って頂き、手を引っ張って頂き作品の中でも手を引いて頂き、池田さんとの関係はキャスバルとアルテイシアだなと思っています。」と恐縮しながら語ると池田も潘に頭を下げて見せる。沢城が「なんかイチャイチャしてるわね」とツッコみ、その場をさらに沸かせた。

ランバ・ラル役の喜山茂雄は「二代目をやらしてもらうのは一番辛い仕事。悪い意見を聞いたらやってられない」と本音を明かす。観客からの大きな拍手を受けながらも「今も寿命が10年縮んでいる」と終始緊張した様子を見せた。

「スタッフを代表してどうでしたか?」観客に問いかけた 安彦良和総監督

主に歴史漫画を描いている安彦氏。「ガンダムって本当に歴史物語だな。奇跡的にそれぞれの生き様を人間模様が描き出されていたのがガンダムなんじゃないか」と力強く語った言葉にいつまでも割れんばかりの盛大な拍手が鳴り響いていた。
(TechinsightJapan編集部 うめ智子)

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