2歳の愛娘の命を守るために父親がみせた本能的な闘志、ピューマでさえもそれには敵わなかったようだ。カナダのある若いパパが、パンチで猛獣を撃退したとして大きな話題となっている。
カナダ・バンクーバー島のターシスで21日昼ごろ、自宅裏庭のデッキチェアでくつろいでいたファミリーの目の前に猛獣であるピューマが突然現れ、幼い女の子に飛びついた。ピューマを見事に撃退し、最愛の娘の命を救ったまさにヒーローのようなパパの話題をバンクーバーのメディア『vancouverisland.ctvnews.ca』が伝えている。
パパの名はトラヴィス・ニールセンさん。ピューマを目の前で見るなど人生初めての経験であったというトラヴィスさんは、口を大きく開けて娘の頭部に迫るピューマに「消え失せろ!」と怒鳴りつけ、強烈なパンチを食らわせた。やがてピューマは姿を消し、娘のブリーちゃんは胸元や左耳の前にひっかき傷を負って治療を受けたものの命にかかわるような怪我はしていない。
野生のピューマが住宅地に出没する可能性について、バンクーバー島自然保護課の職員は「なきにしもあらずだ」として警戒。発見すれば駆除も行っていた。しかし最近になってやや小さめのピューマの姿が確認されており、このたびブリーちゃんを襲った個体と同一である可能性を指摘している。
※ 画像はvancouverisland.ctvnews.caのスクリーンショット。
(TechinsightJapan編集部 Joy横手)