ポーランドのあまりにも命知らずな男性が話題を呼んでいる。ヒグマと素手で闘い、流血にもひるむことなく鉄拳をふるってヒグマを制圧してしまったというのだ。
ポーランドのワルシャワにある動物園で24日に起きた、恐ろしいアクシデントの話題が世界に広まっている。Tシャツ、ショートパンツに裸足という軽装で、なぜかヒグマの檻の中に飛び込んでいった1人の男性。体重200kgという雌のヒグマ“サビーナ”がのっしのっしと彼に近づき…。
現場に居合わせた人が撮影、録画したものがメディアに相次いで公開されているが、最初に手を出したのはどうやら男性であったもよう。ヒグマの頭部を殴ろうとした右手をガブリと咬まれて流血してしまった。しかし彼は左手でヒグマの耳元を掴むと、ひるむことなく右手で拳を作ってクマの頭部に振り降ろす。その後、何事もなかったかのように檻を去っていったが、28日に負傷した右手の治療のためにある病院を訪れたことで警察の取り調べを受けた。動機などは一切語りたがらないという。
園の職員マリア・クラコウィアックさんはワルシャワのタブロイド紙『Fakt』に、「その男性はたまたま奇跡的に助かっただけで、ほとんどの場合で最悪の事態に見舞われています。園内にくまなく監視カメラを設置するなど、安全面の強化を図るよう市に陳情を続けています」などと語っている。また警察は、動物園の檻に無断で侵入し動物に暴力を振るったこの32歳の男性に、日本円にして3万3000円ほどの罰金を科す可能性があるとしている。
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(TechinsightJapan編集部 Joy横手)