米ニュージャージー州で撮影された興味深い動画がYouTubeで話題となっている。遭遇した人々が「まさかと思った瞬間に腰が抜けた」というほど、直立二足歩行が上手なクマがいた。目の前に現れそれと気づくまで、何気ない動きや雰囲気はヒトと見間違うほどなのである。

4日、『Ian Bohman』さんが“Just a bear walking upright like a human”というタイトルでYouTubeに1本の動画を投稿した。ニューヨーク・マンハッタンから西に約40kmというニュージャージー州ジェファーソンの閑静な町で、クマが民家から出されるゴミ箱をチェックして林に戻っていく様子を午前5時50分に撮影したそうだ。

日本でも近年、クマが人里に出没したというニュースを頻繁に聞く。人間が山に入ってクマの餌を乱獲することも原因のひとつだとされるが、人間に怯えた様子も見せずに民家に現れるクマに、山と人里、そして自分たちと人間の間にあるはずの境界線が非常にあいまいになっていることを感じる。

それにしてもクマの直立二足歩行のスキルは大したもの。猿の類よりよほど私たち人間の歩く姿にソックリである。ご近所さんと勘違いして「ハ～イ」などと声をかけたら大変なことになりそうだ。

（TechinsightJapan編集部　Joy横手）