予備選を勝ち抜いた108人が16日、横浜アリーナにて行われた「第6回AKB48グループ ソロシングル争奪じゃんけん大会 in 横浜アリーナ~こんなところで、運なんか使っちゃうのかと思うかもしれないが、とりあえず、勝たなきゃしょうがないだろ?」にて熱い火花を散らした。中野智代梨を制し、頂点に立った今年最も運が強かったメンバーは藤田奈那(AKB48 Team K)であった。
今回一番注目を浴びていた小嶋陽菜×小嶋真子の闘いは、小嶋陽菜に軍配があがるものの3回戦で佐藤妃星に敗れてしまう。今年が最後のじゃんけん大会となる高橋みなみも1回戦は勝利を収めたが、2回戦であえなく佐藤妃星の前で散った。たかみなのために応援に駆け付けたT.M.Revolutionの西川貴教だが、「消臭力~」と叫ぶためだけの登場となった。峯岸みなみ、柏木由紀、渡辺麻友、松井珠理奈もブロック内での戦いで消えた。
ベスト16は次の通り。藤田奈那(AKB48 Team K)、中西智代梨(AKB48 Team A)、西野未姫(AKB48 Team 4)、木崎ゆりあ(AKB48 Team B)、佐藤妃星(AKB48 Team 4)、横山由依(AKB48 Team A)、飯野雅(AKB48 Team 4)、相笠萌(AKB48 Team K)、野村奈央(AKB48 Team Kドラフト研究生)、近藤萌恵里(AKB48 Team 8)、福岡聖菜(AKB48 Team B)、上西恵(AKB48 Team N)、(小嶋)菜月(AKB48 Team A)、横島亜衿(AKB48 Team B)、阿部芽唯(AKB48 Team 8)、渡辺美優紀(NMB48 Team BII/AKB48 Team B兼任)。
決戦は藤田奈那と「場違いな感じ」と言った中西智代梨の対決となった。グーのあいこが続くこと6回。「もう早く終わらせたい」と嘆く中西。藤田も「帰りたい」とつぶやいた。7回目の勝負でパーを出した藤田が頂点に立った。
勝った瞬間、泣き崩れ大粒の涙を流した藤田にファンからは温かい拍手が送られた。トロフィーが授与されると「私は大変なことをしてしまいましたーーーーーー。CD買って下さい! あーーー大丈夫ですかね? でもせっかく5年間やってきたチャンスなので全力で頑張ります」と叫びながら決意を新たにした。
1回戦、体調不良により不参加となった島崎遥香との不戦勝から勝ち上がった藤田は「(優勝には)ぱるるさんのパワーもある。ぱるるさんの気持ちを背負って臨んだ」と語った。舞台を中心に活躍する藤田はまだ世間の認知度は高くはない。ソロデビューでどれだけの人から支持されるようになるか注目が集まる。本大会の様子は『BSスカパー!』で生放送にて中継された。
(TechinsightJapan編集部 うめ智子)